『忘れ雪』をみたんだ・3

ほっとくと感想がツッコミばかりで終わりそうなので、ちょっとはよかったところを書こうかな。

退団者のあーたんは働いてた。たくさん出てた。
バーテンは目立つように作ってあるし、事件を解くキーマンであるホームレスの役ももらっていた。

で、芝居がけっこうよかったんだ。
いい脇役になりそうな気配があったんだけど今回で退団なんだよね。
残念。

でも、退団者をきちんと送るという意味ではこだまっちはいい仕事をしてたと思う。

芝居ウマーといえばみなこ。
今回もちゃんとうまかった。今さらだけど、若いのに安心して見ていられるなぁ。

原作ではけっこうえげつない女だった静香。
芝居ではラストが変わったこともありエグさはかなり薄められてました。嬉しいような残念なような…。
みなこの本気のエグい演技を見てみたかった……気もする。夜寝られなくなるのを覚悟の上で。

原作を読んだ段階では「静香怖ええええぇぇぇ (((゚Д゚))) 」だった。
……んですがー、なんせこの話の一番ヤバイ人はヒロイン=深雪なもんで、舞台上の静香くらいでは怖いうちに入りませんよww
だって、深雪に比べたらまだ感情移入できるし。

一番怖い人=深雪「私は7年間ずっとあなたを思い続けていたのに、どうしてあなたは忘れてしまったの?」ですよ。
このへんが「バウ・ピュア・ストーリー」なんだろうな。

ピュアってなんだっけ。
これってピュアなの?

ピュアっていうよりただの思い込みの激しい女にしか思えませんが。

あるいは「自分が相手を見てるんだから、相手も自分の気持ちに気づいてるはず。相手も私を気にしてないとおかしい」って思ってそうだな……なにそのヤバい考え方。

だいいち7年後にプロポーズするという小学生との約束を覚えている高校生男子がいたら、そのほうが怖いだろうが。
しかも「明日京都に引っ越すの」という子供に対して、根っからお人よしの桜木が邪険にできるかーーー ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;

しかしその罠にハマって(違)、桜木はまんまと深雪にのめりこんでいくわけですが…。
(深雪の押しの強さに負けているだけ、という気がしなくもない)

みなこやっぱすげーわ、と思ったのは桜木が深雪に惹かれていることに静香が感付く場面。

「あの人が動物だけを見ているのなら耐えられるけど、私以外の女に心奪われるのは我慢できない」という感じのセリフを言うのね。
言いながら変わっていく表情がすごくよかった。

台詞の途中でどんどん目が据わっていくのね。
目が据わっていって、狂気の世界に足を踏み入れたのがすごくよくわかったの。

『凍てついた~』でも思ったけど、みなこの目の据わらせ方はかっこいいな。
とたんに芝居が引き締まる。
ぐわっと引きつけられる。
重力とか求心力とか引力とか、なにかしら「力」を感じさせる目なんだ。

それから中島敬子に電話をかける場面。
路上で電話をしているんだけど、内容が内容だけに人目をはばかる感じとか、人が通ったときの声の落とし方とかが上手いなぁ。

あと、これもいつも思うことだけど、見た目がキレイだった。

みなこは決して素が美人だとかかわいいだとかいうタイプの娘役だとは思わないんだけど、似合う髪形とかをよくわかってるなー、と思う。
見せ方がうまい。
だから見ていて楽しい。

今回はヒロインがみみで下級生の下につくかたちにはなったけど、みなこのことはすごーく気に入ってるのでこれからも期待。
娘役の序列上はどうなるかわからないけど、今後も芝居とダンスと華を愛でられる役があたってほしい。

拍手する

0

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村


宝塚歌劇団ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次の記事

ファンはあつい