『カナリア』DVDをみたんだ・2

悪魔学校ってなんなんだろう。
卒業試験があったりしてやたらまじめなんである。

「がんばれヴィム!」「負けるなヴィム!」
「がんばります」「負けません」

えっと、悪魔がそんなんでいいんだろうか…。
なんだかゆるゆるな設定である。つっこんでいいものかどうか。
コメディだから、いいのか…?
地獄の場面で流れる音楽がすちゃらかしてたりして楽しかったりもする。

悪魔学校の校長先生はシビさん。役名はパシャ。
ハリー、ほんとにシビさん好きだよな。
チャーリーさん演じる主人公のヴィムを溺愛してて気持ち悪いです。(←褒めてます)

もう一人、ハリー御用達専科さんなマヤさんはホームレス。役名ティアロッサミ。これもお決まりだけど似合いすぎ。
マヤさんのホームレスを見ただけで「ヅカ見たなぁ」と思ってしまう自分がいます。
ホームレスって、宝塚のイメージの対極にあるのになー。

マヤさんのホームレスって何度か見たけど、ぶっちゃけ、役ごと、キャラごとの違いってよくわかんなかったりして「マヤさんの演じるホームレス」でしかない気はするんだけど(ただし激ウマ)、必殺技を繰り出されて喜んでしまうような気持ちになります。

水戸黄門の印籠というか、「マスター、いつものアレ」というか。
もしかしたら「ねえ、侯爵、また聞かせて、甘い詩」かもしんないけど。(あ、初演版のイメージで。見たことないけど初演版)

ティアロッサミの飼うカナリアが話のキーなんだけど、扱いが…きたない。

ヴィムが腹を立ててカナリアを飲み込んだとき、そのカナリアが口の中にフンをしたり。
教会で倒れたヴィムに飲ませた薬がカナリアのフンでできていたり。

が、がんばれヴィム…

ヴィムのチャーリーさんはなんだか低体温でどこかぼーっとした感じ。
それが悪魔学校の優等生的な育ちのよさに感じられた。

チャーリーさんって歌がモニョモニョだってイメージがあったんだけど、初めて聞いたけど大丈夫でした。
とりたててうまくはないけど、イスからずり落ちるような破壊力もないなぁ。全然OK。

あと、チャーリーさんの顔を見てるとなんだかえりたんを思い出すんですけど。
似てるのかなぁ。

ヴィムの助手はあさこ。役名はウカ。
この話で唯一かっこいいかもしれない役どころですねー。ていうか、他の人がくずれすぎ…。

オサアサな絡みはないけど、あさこが一人でエロオーラを発してるのでそれはそれは楽しいです。
チャーリーさんのヴィムを「アニキ」呼びしてるのでそこで萌えたらいいのか。

「ねぇ、俺のこと恨んでるかなぁ」のばつの悪そうな表情とか、
「なんかさぁ、この頃、悪魔として正しくないんじゃないの!?」とヴィムに言うときのやりきれなさそうな表情とか言い方とかがかなり好き。
ちょっと屈折した感じは永遠に乙女心をくすぐり続けますね(私自分が乙女かどうかはともかく)。
言ってることは破綻してますが、そういう作品テイストだから。

第1部末での、悪魔学校でのシビさんとの掛け合いではなんかヒイてるのがかわいい。

ここのカメラワークが妙にいかす。
歌って踊れるニュースキャスター=オサ・あすかのスタジオの場面とか、地獄での第20回世紀末大会アニバーサリーのところとかも。
このDVD、全体にカメラワークが楽しい。テレビドラマっぽいんだ。

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