今公演の殊勲者はちえ。
柚希礼音だと思うです。
あーーーーーびっくりしたーーーーー。
びっくりするのも失礼なのかもしんないけど、すっごくよかったんだもん。
ちえに黒い役できるのか?って見るまでは不安だったんだけどOKでした。
身長が高いしガタイがいいから映えるし。
主人公に対峙する敵役として舞台上に存在してました。
何より歌がうまくなってる。
今までは音程はそこそこで声量はあるけどメリハリがないというかドラマが感じられないというか、な歌だったんだけど、今回はそこが克服されてた。
力任せなだけじゃなくて、芝居としての歌が生まれてきていた。
特に好きなのが『君はどこに』の中で「マルグリット」ってざらっと撫でるように歌うところ。
ああいう抑え気味な歌い方もできるんだねぇ。
ここはけっこうキュンキュンきます。
萌えの人じゃないのにねぇ。
それから『マダム・ギロチン』『栄光の日々』もいい。
こっちは大迫力の歌が堪能できます。
席によってはちょっと耳が痛いような気もするけどww
(壁が近いとほんとにすごい)
でも『栄光の日々』を聞いてるとショーヴランって悪い人じゃなかったのかも…。って一瞬錯覚してしまうんだよね。
んなわけあるかー。めっちゃギロチンにかけてるっつうの。
最後の方で、マルグリットに愛していたことなんてなかったと告げられて笑うところ。
そこの乾いた笑い方もいい。切ない…。
マルグリットを処刑しようとする流れがすごく伝わってくるです。
芝居もうまくなったなぁ。今まで大味だったのに。
めっちゃ小池せんせいにしぼられたんだろうなぁ。
ありがとう小池さん。ちえを鍛えてくれて。
そしていいものを見せてくれて。
でもね、なんだかんだいって一番かっこいい場面はフィナーレの男役群舞の途中で入るダンスソロだと思う。
やっぱダンスすごいわー。迫力あるわー。ダンスわかんないのにうまいと感じるんだもん。なんか体のつくりがそもそも違う感じ。
惚れそうになる。もっと踊ってー。
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