『群盗』を見たんだ・２
・このBlu-rayでわんたは姉に「だいもん」と呼ばれるようになりました。
オーバーな表情がだいもんに似すぎなんだもの。
なにげに顔も似てる……？
声がよくて歌も芝居も上手いしさぁ。（似てないのは体格）
そのあと『オーシャンズ11』の宙組版を観て「だいもんどこ！？」「だいもんいた」と言う姉……。
わんたです。
で、『群盗』のわんた、主人公の叔父ヘルマンです。足の悪いおじさんです。しかもやることも悪いです。中身、ねじれまくってます。
いやー、かっこよかった！！
自分が弟だから、脚が悪いから、兄のようにはなれなかった！と、剣でお兄ちゃん（＝りんきら）の脚を責めるのね。
なにかの性癖が出てきそうでしたよ……あれはやばい。
「なぜ私はあなたより後に生まれてきたのか」「なぜ私の脚は曲がって生まれたのか」とモール伯爵のりんきらの脚を刺しながら、「なぜ私は生まれてしまったのか……」と弱く語るところに不覚にも胸をつかまれるのである。
ずるいわー、なにその「俺かわいそう」攻撃。うっかり食らうやんけ。
かわいそうなヘルマンを見てると「仕方なかったんだね、可哀想な人だね」と許してあげなきゃいけないような気持ちになる。
いや、やってることめっちゃ悪どいんだけどね。
・カール（＝キキちゃん）に惚れる女、リーベ（＝まいあちゃん）。
いきなり「群盗はオイゲン公の城にいるよ」と仲間たちを売り渡しちゃうのにびっくりだよ。
キキみねりの邂逅を盗み見てたとかの伏線ないんかい！！
シュピーゲルベルク（名前言いにくい。なっつの役）に好きになってもムダだぞ的に言い含められたのがいちおうは伏線なのかなぁ。
・ぷるぷるしてる気弱で善良な男・こってぃ。
可愛い、ぷるぷる。
ただの小役人だった彼が、群盗たちとのやり取りをとおして大きくなるのね。
・100期台の若手はなかなか顔と名前が一致しないけれど、それぞれセリフや少人数口のダンスなどの見せ場があってよかった。
さすが宙組、スタイルがいい。
そしてダンスもうまかったわ。
