『ハリウッド・ゴシップ』感想・5
縣くんは若者らしい軽い演技よりも、30代超えの演技のほうが似合う。
というわけで、本来の役(主人公の友人・ラリー)よりもバイトのカメラマンのほうがよかった。
ヒゲをつけたぎらついた職業カメラマン、パパラッチ。
下から覗き込む目線が鷹のようで、鋭く険しくも美しいのは宝塚の男役ならでは。
男らしく骨ばった大きな手ががっしりとカメラをつかむ。
元々カメラをつかむべく生まれ、かつカメラに育てられたのだろうと思えるような手をしている。
中の人は女性なはずなのに、存在自体に「男性の職業カメラマン」としての説得力があった。
主人公のエキストラ仲間としての演技は、まぁこんなもの……というのが正直なところ。
若い男の子の軽めの演技がそんなに得意じゃないんだよねぇ(プラスアクトのインタビューを読むに、ご本人も自覚はあるっぽい)。
かっこいいことはかっこいいんだけどね。
それでもダンスシーンはさすがのキレの良さで見惚れました。
特にサロメのシーンね。
それとフィナーレナンバーね。
場面のメインが翔ちゃんと縣くんと娘役2人(ゆきの・ひまり)だったら、男女2組のペアだと思うじゃないですか。
まさかの、全員翔ちゃんに矢印が向いてるとは……えっと、たぶちん、ここにきて腐女子サービス入れてきた?
翔・縣のリフトもごちそうさまでした。
ああっ、なんて安定感あるの!
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