『シャルム！』感想・２
花組大劇場公演のショー『シャルム！』、3回観ての感想。
●マンホールの下には地下の世界があって……なテーマ。
そうそう、昔は稲葉くんを「毒のないオギー」って思ってたんだよね。
今回はわりとそんな感じ。
・マンホールをぱかっと開けて登場するフルフル・華ちゃん。
可愛い！！！
娘1というよりはマスコット的だけど、可愛いは正義だ。
それに歌って踊らせて……よりはアラが出にくいというのもあるな……。
華ちゃんは宝塚の娘役らしい、フェアリー感のある人。
学年や実年齢を超えて、こういう役どころがしっくりはまる。もちろん大人の役もできるけどね。
娘役トップ大劇場お披露目おめでとうである。
・中堅～若手の男役さん6人もフルフルといっしょに地下世界へお客様を導く。
歌が難しそう……こういうリズムの歌ってわりとジェンヌさんの鬼門の印象ではある。
しかし、彼らの出番の多さと衣装替えが半端なかったな！！
最初はずっとあの衣装・ヘタレ設定のままだったらどうしようかと思ったんだけど、ふつうに男役ナンバーなどの場面にも入ってるもんね。
このあたりの中堅どころが舞台での出番が一番多くて大変だという話はありますね。
見せ場も多いから美味しいっちゃ美味しい。
●孔雀のところが『ル・ポァゾン』ぽいという話もあったけど、みりおの退団公演ということで寄せたのかな？
めっちゃ好き！
黒い羽根扇使いもきれい。
みりおの歌がまた声音からなにから淫靡で、退団公演ながらみりおはどこまで行くのだろうかと震える。
●みりおの銀橋ソロ。本舞台にはゆーなみ・つかさたち6人+華ちゃん。
ムラの初日あたりはふつうに歌ってたらしいんだけど、私が観たときはアドリブが入るように。
アドリブはこんな感じでした。
・8/31 11時（アドリブが始まった日）
「うるさいんだけど！人が歌ってる後ろでさぁ…ゴメンナサイは！？ーーっていうアドリブ今日から始めました」みたいな感じ。
（6人組はちゃんと謝ってました）
・9/21 15時（阪急交通社貸切）
歌の途中で「もちろん阪急交通社でね」
・9/22 15時
「アドリブいつ考えるんですか？ってよく聞かれます――今です。アドリブ思いつかないこともあるんですか？ってよく聞かれます――今です」
本舞台のつかさが舞台にあおむけになってウケてました。
●ショーとはあまり関係ないですが、阪急交通社貸切の幕間抽選のお手伝いは美羽さんと礼哉くんでした。
2幕について、
美羽さん「ロケットの途中、娘役が男役にかける振りが芝居仕立てになっているので注目してください」
礼哉くん「パレードで階段飾りをしているのですが、明日海さんと同じ階段にいられることが幸せです」
パレードで下級生が大階段に並んでるのを「階段飾り」と言うとは。
初めて知ったタカラヅカ用語です。
