『シャルム！』感想・１

花組大劇場公演のショー『シャルム！』を観てきました。
まずは1回だけ。
再来週あたりもう1回は観れると思う。

今回はみりおの退団公演。
であると同時に、華ちゃんのトップ娘役お披露目。しかも華ちゃんは次期トップのかれーちゃんと組むことが決まっている。

となると、すんなり「トップコンビでござい！！」とばかりに組ませることが難しかったりするのだろうか……と思わずにいられなくもありました。

華ちゃんのショーでのポジションは、
マスコット（娘2？若手娘役？）→娘1→コーラス兼娘1
みたいな感じでした。
もちろん私感ですが。

しょっぱなは若手男役たちと観客を、ショーの舞台である地下世界へいざなう係。
マスコット的にちょろちょろする。
そう、マスコット。
若手娘役か、せいぜい娘2がやりそうな役どころ。トップ娘役がこれやるんか！！
（『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』のあゆっちを思い出したわ）

――やってる華ちゃんはとても可愛かったです。似合ってました。
高卒の研６とは思えない愛らしさです。

似合ってるからいいような、似合っててもトップ娘役に振るような役じゃないような……なんとなく複雑な気持ち。
ここでちょろちょろするってことは、トップ男役のみりおとは組んでないということにも等しいから。

中詰あたりからフィナーレにかけてはちゃんと娘役トップの出番。
華ちゃんは可憐な娘役トップさんだ。
なにはさておき、まずは可愛いというのも真ん中の資質の一つ。

そしてパレード。ここで不思議なことが起きる。
2番手かれーちゃんに続いてセンター降りする華ちゃんの歌は……ハモリですか？

歌が得意ではない華ちゃん。
ソロで歌うと事故る可能性は高い。

そういう場合、たいていは分厚いコーラスをかぶせて本人の声を極力目立たせないようにするものなのだが、まさか担当パート自体を変えてしまうという荒業を用いるとは！！

稲葉センセイ、思い切ったなー。

全部がハモリ的な歌じゃなくて、途中からふつうに歌詞を歌うようになったけどさ。

いろんな意味で知恵を尽くしたな！！という感のある、新娘１・華ちゃんのポジションでありました。