『20世紀号に乗って』感想・4

雪組

シアターオーブで観た『20世紀号に乗って』の感想。

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・縣くんは芝居はまぁ学年なりなんだけど、踊らせたらやっぱりかっこいい。
メイフェアのパーティーの場面、チャールストンの足さばきのかっこよさ。
見た目とダンスはほんといいのよ。

芝居は、大物プロデューサーになってからよりも若手助監督やってたころのほうがまだしっくりくる。これは若さゆえかな?

ステッキ(じゃなくてケーンか?)を持ってフィナーレの最初を飾ってたのには驚きました。

最後横1列になったときに、周囲のジェンヌさんとわちゃわちゃしてたのは可愛い。
お色気秘書・沙羅アンナちゃんにアタックされてたり、おじさんりーしゃの髪をいたずらしてたり。

1幕はモブやってましたね。
「乗ってくる乗ってくる乗ってきた乗ってきた」でオペラを手にわくわくしてるのがまた可愛い。

マフィアは安定のかっこよさ。
あの体格はスーツが決まる。
男役ダンスも色気があって上手いしね。

・りーしゃのロックウッドは、今どきハゲデブエロ親父のこの造形もないだろうよ……。ああ、もう、ほんとに「昔の作品」って感じ。
観るのは現代の観客なので、このへんの感覚はアップデートしてくんないかな。
舞台の上で演じる人(ジェンヌさん)は全力で指示や期待に応えるから、劇団や演出家側の指示がおかしいとどうにもならないのよ。

お色気秘書の沙羅アンナちゃんは楽しげであった。

りーしゃもバイトでマフィアの出番があってよかったよ。こちらもかっこいい。

・『20世紀号に乗って』を思い出すとき、きっとだいもんオスカーの後ろ姿は外せないだろう。
椅子の上で後ろ向きにちょこんと座った、ヒゲのおっさんの情けない後ろ姿。
あれ可愛かったなぁ。

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雪組

Posted by hanazononiyukigamau