105期生文化祭をみたんだ・6

文化祭,音楽学校

●演劇B組の感想の続き。

・語り手ポジ、アドナシオン・コンスタンサ役の娘役さんもかなり上手かった。
抑揚がつきすぎるのか、ちょっと引っかかる部分もあったけれど、音校生と思えばかなりのもの。
(しかも美人だ)

ただ、この役は101期のりんかもねちゃんの演技が鮮烈すぎてなぁ……あれと比較しちゃうんだよね。

・悪役・クリストフの声と演技の良さにはつかまれた。
後から確認したらA組のギデオンだった。よほど私の好みというか、要するにうまいんだよねー。
将来が楽しみ。

・4日殺しの薬を飲まされるイアーゴー役は、額が特徴的な男役さんが演じていた。すっごい探しやすい。
このイアーゴーも良かった。軽妙で、芝居の間がいい。

・イアーゴーに薬を飲ませるジプシーたち3人も芝居がうまくて、「この場面、全員上手いじゃないか!!」とわくわくしてしまった。
でも誰かわからん。

芝居冒頭あたりでもたぶんたくさんしゃべってた、オレンジ色の服の男役さんが特に印象に残りました。

・「いい人だと思ったのにぃ」という娘役は、組で役作りが全く違ってましたね。

A組のほうは、メラコリのティーナみたいな感じ。
天然でキャッキャしてるように見える。
セリフをそのまま受け取ればこうなるよね、といった感じの演技。

B組のほうは腹黒いというか、イアーゴーを完全にからかって遊んでる。いやぁ怖い怖い。
そりゃフランスに対して思うところのあるジプシーだもの、したたかに生きてきた人たちだし、一筋縄ではいかないわ。
――と、役の背景にまで思いを致したくなる芝居でした。

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