『柳生忍法帖』東京新公を見たんだ・2

星組公演感想,星組

ライブ配信で星組東京公演『柳生忍法帖』の新人公演の感想の続き。
去年の12月2日に公演がありました。

この星組新公から新公のプログラムが配信を見た人にもデータで配布されるようになったんですね。
すっごく嬉しい。
新公では本公演以上に役の掛け持ちがあるだろうし、1回しか見られない公演だから本公演以上に「あの場面で舞台端で踊ってた娘役さんは誰!?」みたいなのが大事なんだよね。
あと「○○ちゃんの出番はバイト分も含めてすべて見逃したくない!」って時にも必要。
プログラムにはどんなチョイ役でも配役が載るからほんっとうにありがたいです。

新公主演コンビのインタビューも載ってるしね。

配信で見たときにメモってあったぶんをもとに書き残しておきます。

・ゆらのるりはな。

歌も芝居もよい新公ヒロインでした。

冒頭の童女のような歌声は、殿のもとに差し出される前に置いてきた心のようでした。
セリフ回しなどは月のはーちゃんに似てる。

カメラワークのためか、十兵衛に惹かれていくところは本役のひっとんほどにはわからず。

・新公の堀主水は声が良いなぁと思ったらさやかりんちゃんであった。

・本役がせおっちの虹七郎に咲城くん。
美しいです。視線の使い方などもせおっちに似てる。
口跡が鮮やかでした。セリフが明瞭なのは役者としてだいじですよね。

・天秀尼(本役くらっち)は高貴に美しい。ゆりちゃんでしたか。

・千姫役のあまねちゃんは声の使い方がうまい。重い演技です。
卒業が惜しいけれど、芝居の得意な娘役さんだったもんね。

ただ、劇場ではなく配信で見たためだとは思いますが、表情はややつけすぎにも感じました。

・個人的に面白かったのが多聞坊。稀惺くんです。
本役のあまとと違って、ちゃんと可愛いお小姓にみえる!
これが演じる人の差か……?とも思いましたが、それぞれの持ち味に合わせて演じられていたと思います。

十兵衛に寄っていくところはちゅーを迫るのかと。
品があってきれいな多聞坊でした。

・2番手・愛ちゃんの役=芦名銅伯はさりお。
手堅いわーーーーー。
愛ちゃん的な色気や美しさ、妖しさはないんだけど、敵役をきっちりと演じてました。

・孫兵衛(本役・ぴーすけ)は動きにキレがある。タケルくんです。

・本役・オレキザキ氏の加藤明成は、新公では色欲の強いバカ殿というより権力欲・支配欲を隠せぬ小物にみえました。
鳳真くんて、あのこっちゃんコンサート『VERDAD!!』のカラオケ店員の子か!
面白いポジだなぁ。

・本役・極美くんの銀四郎を演じた大希くんは色気や妖しさが足りない。
化粧がもったいないんだよね。
歌声はいい。

銅伯に「三人斬れ」と言われたときの「承知」の声が強く、男度が強いのは本人に合ってると思う。

大希くんは文化祭のときの「大物新人登場!!」とばかりに客席がざわつくような雰囲気を覚えてるだけに、ほんとなんだかもったいないなぁ。
あのときの無双感がふたたび発揮されますように。

・あかさんの役=鷲ノ巣廉助は御剣くん。
拳法使いとしてシューとか言ってるところがほとんど映らず。
結果、トンチキ感は減った。

・天丸は芝居も歌もうまい。鳳花さんね。
本公も新公も泣けるわ。

・おとねの乙華さんは上手い、熱演でした。
身体の使い方もきれいでしたね。

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