たまちゃんサヨナラショーと退団ご挨拶・1

月組

6月21日(月)13時から、月組大劇場公演『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』の千秋楽と、月組トップスター珠城りょうサヨナラショーが行われました。
終演後のパレードなどもない退団千秋楽ではありますが、まずはお客さんを劇場に入れてのサヨナラショーができたことに拍手を送りたいと思います。
コロナ禍にて折あしく、無観客の公演で大劇場の地を去った人もいましたから……。

私は例によって千秋楽をライブ配信で鑑賞しました。
サヨナラショー、ご挨拶など含めて完全に終わったのが18:04だったはず。
ただ見ているだけなのに5時間の長丁場ともなると虚脱しますね。
板の上で演じている方々はいかほどかと思います。
もっとも脳内物質出まくりで、疲れたとかなんとかわからない状態かもしれません。

るうちゃんご挨拶

サヨナラショーの前に、光月組長によるご挨拶、組替え者2人のご挨拶、退団するたまちゃんのメッセージ紹介が行われました。

るうちゃんのご挨拶では「連日命がけで劇場に足をお運びいただき、あたたかいお気持ちで見守ってくださり」とファンへの感謝が述べられました。
「命がけで劇場に」のくだりでは客席から軽く笑いが起こりましたが、まだコロナ禍収まらぬ中ですから、あながち間違いとはいえません。

「役の命を全うし、ショーではこのメンバーだからこそのものを作り上げた」といった話もありました。

組替え挨拶

専科に組替えする2名、ゆりちゃんとまゆぽんが緞帳前に呼ばれてご挨拶をしました。

まずはゆりちゃんから。
「約17年間経験させていただいたことを自信をもって、でも過信せずに。
私自身知らない紫門ゆりやを発見できるよう挑戦していきたい」
という感じのことを言っておられました。

続いてまゆぽん。
「専科という名前にふさわしい舞台人に私のような小物がなれるのでしょうか。
自信をもって専科に行けるよう、残り約2ヶ月、月組生として成長・進化していけるよう頑張ります」

「私のような小物」とまゆぽんが言ったとき、劇場から笑いが起こりました。
まゆぽんが小物って!誰が思うか!! というツッコミの笑いです。

身長的にも、経歴・風格的にも小物感ないですもんね、まゆぽん。
下級生時代から年長者の役やトップスターの父親役などを多く演じてきて、新公時代から「専科さんでしょ?」みたいな扱いでした。
ご本人もロミジュリ新公のときに「若者の演じ方がわからない……」というくらいだったはず。
また、まゆぽんの演技は「専科さんにご出演頂いて」とネタにされることもありました。

2人のご挨拶に対し、「面白い2人です」とるうちゃん。
「頼もしいお兄さん」というコメントには「??」という顔をまゆぽんがしてました。
すっとぼけ? かわいこぶりっ子?(笑)
さらに重ねて「お兄さん」というるうちゃん。いいコンビネーションだわ。

たまちゃんのメッセージ

トップスター・珠城りょうの来歴と、演じた役などについてのコメントなどがるうちゃんによって代読されました。

研2のときの新公・ムーア役は、「緊張と恐怖と戦う役」だったそう。
ものすごい抜擢だったもんね。

新公ロミジュリのころは、「毎日悩み、人としても役者としてもなんて面白くない人間だろうと悩んだ」と。
うん、たしかにあの頃のたまちゃんって面白みが伝わらない舞台人だったと思う。
抜擢すごいしプレッシャーすごいし、抜擢の影にはやっかみや反感もつきものだし。
本当にいろいろと大変だったろうなと思うよ。

『All for One』については「立ち回り、スカっとして楽しかった!」と。
トップになる頃から、明るいコメントが出てきました。
のびのびやれてたんだろうなぁ。

『BADDY』については「最高に刺激的な日々でした」と。
BADDY、みんな大好きBADDYです。
「邪魔だ、どけ!」は私もよく心の中で使ってます。いろいろと便利よ。

たまちゃんの投げハート「これでも食らえ!サッ」を組長るうちゃんがやってくれました。
ていうか、なに組長にやらせてんですかたまちゃん(笑)。

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