『CITY HUNTER』大劇場楽の退団ご挨拶・2

雪組

大階段降りとお花渡し②

・エミリちゃんの退団ブーケはくすみ系の赤・ピンクのバラなどで、合間の黄色い花、渋いグリーンが効いていました。

「憧れの舞台で走り続けた日々は最高の瞬間。

舞台は大好きだからこそ葛藤することもあった。
お客様の笑顔に何度も何度も力をいただき、前に進むことができた」と。

目元がうるんでいましたね。

・たっちーは紫のバラがメインで、白薔薇も使われていたと思います。

「『宝塚と出会えてよかった』心から思えます。
会えない時間は長くなってしまいましたが、いつもどこかでつながっている。皆さまがいるから私は大丈夫、そう思ってお稽古してきました。
東京公演もついてきてください。

まずは大劇場の締めくくりとして本当にありがとうございました」

力強い声でのご挨拶でした。

・ラストはあゆみさん。
白の胡蝶蘭がメインでスワロつき。合間に紫の花が入ってました。

同期からのお花は元雪組トップスターのだいもん。
服は白シャツ、黒パンツ、長いリボンタイ。
客席からの「えーっ」という驚きの声が配信でも聞こえました。

いやぁ、たしかにびっくりしたよね。
まだ在団している専科のカチャあたりがお花渡しにくるのかと思ってたので。
嬉しい誤算、なのかな。

「自分で決めた卒業ですが、当たり前だった日々があまりに愛おしすぎて、今とてもさびしいです。

お客様と幸せな思い出ばかりです。
愛の溢れた素敵な世界だと思えますのは、宝塚の舞台を愛し、一緒に舞台を創ってくださるスタッフ、組子、家族、ファン、お客様のおかげと感謝しています。」

語るあゆみさんは寂しそうでした。
「今とてもさびしいです」の言葉どおり。

20年近く関わっていた場所からの卒業というのは、計り知れぬものがあるのでしょうね。

咲奈挨拶

雪組トップスター・咲奈のご挨拶です。

「この千秋楽をぶじに迎えられるのであろうかと不安と緊張の日々でした。」から始まる言葉に、いまだにコロナ禍での上演という異常事態なのだなと強く感じられました。

「雪組の熱い熱い熱すぎる燃え盛る炎はまだまだ止まりません。

雪組と専科の夏美ようさんとでまだ見えない明日を導く、そう信じています。

舞台を東京シティに移し、まだまだハッスルフィーバーしてまいりたいと思います」

『CITY HUNTER』などの言葉を織り込みながらのごあいさつですが、ご挨拶の言葉だけを拾うと迷走感がありますね(笑)。

いったん、「タカラヅカフォーエバー」で幕。

カーテンコール①

最初のカーテンコールで「ありがとうございます」と深くお辞儀する咲ちゃん。

大羽根に押されるように両脇のあゆみちゃん、たっちーもお辞儀するのが微笑ましい。
咲ちゃんにとっても退団者にとっても、お辞儀の深さや距離感は初めてのものだもんね。

「このあたたかい空間がなんて幸せなんだろうとかみしめてしまいました」と咲ちゃん。

再びお辞儀する咲・あゆみ・たっちー。

「まだまだ熱いです、雪組公演は熱いです」と力強い咲ちゃんのご挨拶でした。

5