ステージトークオンライン星組

星組

宝塚友の会会員限定の「ステージトークオンライン 星組」の配信を見ました。
今回は『ディミトリ』新人公演主演コンビの登場ということで、天飛くんと藍羽ひよりちゃんがご出演です。

若いころから推されている男役はどうしても「下級生」な態度をスカステなどで見る機会が多いのですが、対下級生娘役のあまとは新鮮でした。
ちゃんとした上級生だ、先輩だ!
あーさやこっちゃんにキャッキャしてた「女子」でもなけりゃ、少年マンガ大好きな「少年」でもないのだった。

「お互いをなんと呼んでいますか」という質問にひよりちゃんが「あまとさん」と答えて、それに「かのんさんでもいいよ」と言ったのにはぐあああああとなりました。
スパダリなのか素敵なお姉さんなのか(女子高的な)。
個人的には素敵なお姉さん方面でいきたいと思います。私の趣味としてはそっちのが萌えるので。
(この「素敵なお姉さん」感がまた蘭寿さんをうっすら思い出させるのである)

新公映像を観ながらのトークはとても充実してましたね。
2人ともたくさんしゃべるしゃべる。
今は行われていないお茶会のトークを聞いてるようだ。
役への想いや裏話(失敗含めて)がたくさん聞けて満足。
「可愛い可愛い可愛い」に脳内が占められながらも、「さすが舞台人やなぁ」と思わずにいられないトークでした。

ラブシーン映像では赤面して「見ないでー!」みたいになる若手ジェンヌも多いですが(それはそれで可愛い)、2人はそんなことないんですね。
真剣に反省会しているのが偉い。

映像で見ただけですが、2人ともとてもいい舞台を務めていましたね。
2人とも芝居がうまい。
舞台上で遠慮のない演技のやり取りをしているのが感じられる。

あまとはそりゃ安定の上手さです。
ディミトリはこっちゃんの役なので歌でも遠慮なしに低音を求められて大変でしょうが、ちゃんとこなしてましたね。
元々声がいいのも強み。
『ディミトリ』は殺陣やジョージアンダンスなどもあって大変だったでしょうね。だからこそのあまと主演、という気もします。

また、新公初ヒロインの研2娘役を相手役に迎えて、引っ張っていくポジションであったこと。
主人公ながら発信型ではなく一歩引いて包み込むような役であること。
さらには新公の長であること。
――といったこれまでとは違ったことを学べたのもあまとくんにとって良かったのではないでしょうか。

将来の「真ん中」を見据えて、舞台全体を見る練習になったのではないかと思います。

ひよりちゃんはヒロインらしい透明感と芝居の上手さ、女王にふさわしい高貴さもあっていい娘役さんですね。
あまとくんから猪突猛進とも言われていたけど、入り込む系の演者なのかな。
ルスダン王女が女王になる変化や位取りも上手そう。
大柄ではないあまとくんと並んで大きく見せる小柄さで、きれいな並びでした。

ひよりちゃんは一言でいうと「ちっちゃな爆弾」だそうで。ふふふ。気になる。

ディミトリの最期のシーンでは大希くんのジャラルッディーン様も見られて満足です。
貫禄あるわぁ。
ジャラルッディーン様はディミトリが信頼を寄せる器の人でなくてはならないのですが、大希くんなら大丈夫な気がする。

あとは1月の東京新人公演のライブ配信が無事に見られますように。
ムラでの反省点も踏まえた研鑽の場です。
成長を楽しみにしています。

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Posted by ゆきたろ