『ピガール狂騒曲』配信を見たんだ・1

2020-12-08月組公演感想,月組

日本物ショーのあとはライトなお芝居。
こちらも初日以来の『ピガール狂騒曲』です。

登場人物がわちゃわちゃしていて楽しい。
みんないろんな衣装でいろんな役を楽しんでるのがわかる。
「この人は路線なのに」「新公ヒロイン経験者なのに」とか考えると、役付きにちょっとうーんとなってしまうところもありますが(新公主演経験者でもぶっちゃけモブに近かった人もおいでなので……)、そういうのを抜きにしてお気楽に楽しめばいいと思います。(でもヅカファンには難しいよね)

・噂に聞いていたシャルル=れいこちゃんのロングトーン。
すっごかった!!
長い長い長い、千秋楽仕様の大サービスにしても長い。
いやぁ舞台人だわね。

しかしこういうのを見ると、「シャルルが舞台立てばいいんじゃ」というツッコミが脳内をめぐる。
この手のツッコミ何回目だ、れいこ。
(IAFAのマネージャーとか、エリザの美女の写真を集めるルキーニとか、「きみの美貌が必要なんだ」というフランツとか……)

・踊り子さんたちみんな可愛いな。
しかし踊れない(設定)の子が多すぎて、「ムーラン・ルージュ、踊り子は顔選抜か」感がすごいな。

・大劇場だとどーしても女装おだちん(ボリス)に視線を持ってかれるので、カンカンのシーンは配信で見られてよかったよ。
センター付近をきちんと映してくれるもの。

最初のほう、ありちゃん(レオ)がプライド高い雰囲気でちょっといけ好かなさを出してるのもよくわかった。

・おだちんのボリスはやっぱり上手いし面白い。
元は美人なのに、メイクを濃くして「女装ですよ」感を強くしてるのね。もともと男顔でもあるけど。

レビューにむりやり出させられての「右、左!」コールはなくてもいいかな。

・で、そのボリスを引っぱり出すれいこシャルル。
無理、できないと拒否するボリスに「ずっと見てただろう」と言うってことは、不審者がいるのに気づいてたけど放置してたんか。
セキュリティ上あぶねぇ。

・ジャックになる前のジャンヌ時代のたまちゃん、初日より可愛くなってた気がする。

・ちなつウィリーが「あいつ女か、だからあんなに可愛いのか」と言った。
ちな⇒たま的にごちそうさまでした。
そして毎回のアドリブもお疲れ様です。

・るねフィリップがナイスサポートすぎる。
なんて優秀で有能で良心的な召使なんだ。

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