『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』感想・3

雪組公演感想,雪組

雪組梅田芸術劇場公演『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』、現地で観た7月24日(日)11:30の回に続き、8月7日(日)13時からの千秋楽もライブ配信で見ました。

今、宝塚歌劇は月組の宝塚大劇場公演『グレート・ギャツビー』、花組の東京宝塚劇場公演『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』、雪組の日本青年館公演『心中・恋の大和路』が中止になっています。
それだけに、この雪組梅芸公演『ODYSSEY』が上演しているというのが心の救いになっていました。
そういうヅカファンは私以外にもいるんじゃないかな。

梅芸『ODYSSEY』は無事完走。
今日の昼まで、本当に幕は上がるんだろうかとどきどきしながら過ごしました。
東京は初日当日に公演中止が発表されたというのもあったから。
無事にパレードも終わり、公演の長のりーしゃがご挨拶するころには舞台上のジェンヌさんたちも涙をこらえる表情になっていました。
ご本人たちも不安と戦いながらの上演だったでしょうし。

素晴らしいなと思ったのは、トップの咲ちゃんが上演されなかった東京版の『ODYSSEY』の存在を心に残していたことです。
東京と梅田ではメンバーが一部違っています。
梅芸公演には出演していないそらちゃん、あやなちゃん、すわっちら6名(だったはず)の名前を挙げて「一緒に出港した、ここ(心)にいる」というようなことを言ったときは

泣くわ、そんなん!!

また、「この世にただ一つの絆が生まれました」「この世にただ一つの絆をお江戸の人たちに…」と『心中・恋の大和路』をオマージュするようなことを言ったのにも泣きます。
心中組、先日発表された追加公演も含めて3公演だけだけれど、絶対に上演してほしいです。

7月29日から参戦した専科の美穂姐様は、東京星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』を7月24日に終えてからの合流でお疲れ様でございました。
元々、東京版『ODYSSEY』メンバーだから一から覚えるわけではないとはいえ……。

あの女神スタイルで雪組子といっしょに「どっせい」をやるためにウォーミングアップしてるのはシュールな姿でした。

また、美穂姐が不在のA日程で美穂姐のポジションを務めたはばまいちゃんもすごかったですね。
学年めちゃくちゃ若いのに! 美声だし、とても立派でした。
彼女も役替わりでほかの人より多く覚えなければいけなかったわけで、チャンスでもあったでしょうが、大変だったと思います。

途中休演者も出ず、無事にODYSSEY号が碇泊できてよかった。
楽しい公演でした。

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