LOCK ON!-スター徹底検証-「真彩希帆」を見ました
オンデマンドで『LOCK ON!-スター徹底検証-「真彩希帆」』を見ました。
真彩ちゃんに関してジェンヌさんや演出家などがコメントやメッセージを寄せる番組です。
いい笑顔だわ、真彩ちゃん。
雪組カラーの淡いグリーンのワンピース(たぶん)も素敵。
印象に残ったことを書き残しておきます。
・映像で登場した人の最初は、次期宙組トップ娘役のじゅんはなちゃん。
真彩ちゃんの新公ヒロインをよくやっていたので縁の深い娘役さんです。
『ひかりふる路』のロベスピエールとマリーアンヌが抱き合って歌う場面について。
こんなことを言っていました。
「『かのってここ、抱かれてるとき、どんな温かさ感じてる?どんな思いになってる?』
『かの、ここにきて』と言って抱きしめてくれた。
『男役さんに抱かれるとき、スポンジのように男役さんの胸に溶け込んでいって、心を感じて、温かさを感じて』」。
スポンジのように溶け込んでいって、って素敵。
そうか、娘役さんはそんなことを感じながら演じてるのね。
役としての心を感じながら抱かれるとき、男役さんの胸の中での多幸感はすごいものがあるだろう。
『凱旋門』東京新公前には、こんな言葉をじゅんはなちゃんに寄せていたそうです。
「今日ジョアンを生きるのはかのしかいないし、今日私が演じるジョアンはこういうお化粧でこういうカツラでこういう表情でこういう心でって、自分が納得できるジョアンになってから舞台で生き抜いてほしい、それを客席でみるのを楽しみにしてる」
新人公演の演者と本役さんの関係は特別なものなんでしょう。
先だってのたまちゃんのライブでも、同じ役を演じた者同士の特別性を語ってましたもんね。
・2人目は生田センセイ。
生田センセイいわく、印象が強かったのは花組時代のみりおのディナーショー、『ロミオとジュリエット』のデュエット。
「真彩さんの歌っていうのは、そこで生まれている感じ、音楽に命が宿っていく感じがすごかった」と。
『ラスト・タイクーン』新公エドナ・スミスはクラシカル寄りな曲を歌う印象が強い真彩にジャズっぽいものを歌ったらどんなものが生まれるのかという興味から配役したそうです。
本役は仙名ちゃん。すごく難しそうな歌だったんですよね。
真彩ちゃんに歌わせてみたくなる気持ちは分かる気がする。
望海さんとのトップコンビをどう作っていくのかについて、2人にとって早霧・咲妃コンビはいいお手本だったと思います、と。
製作発表のときフランク・ワイルドホーンが「ほんとうに2人(望海・真彩)は素晴らしいミュージシャンだね」と言っていたらしい。
シンガー=歌を歌う人
ミュージシャン=音楽を作り出していく人
フランクの言葉で生田センセイはすごく腑に落ち、2人のことはミュージシャンなんだと考えているそうな。
・3人目はカレン姐さん。
雪組の副組長です。
組替え前から知っていて、パンチがあってエネルギッシュな娘役というのが第一印象、
雪組にきてからは江戸っ子みたいな歯切れのよい娘役さんというのが最初の印象らしい。
「副組長になって、彼女が寄りかかれる存在でいたいという思いがある」というのはありがたいお言葉のはず。
最近のインタビュー記事でも語ってましたが、トップ娘役というのはすごく神経を使うポジション。
ずっと気を張り詰めていたでしょうから。
「望海さんとちゃんと歌いあえる娘役さんがいるのか」という衝撃。
「そこにきちんとついていける真彩希帆さんを尊敬している」というのも素敵。
真彩ちゃんのMS、1DAYスペシャルライブについて。
カレン姐さんは配信で見てたみたいです。
コロナウイルス禍でなければね、客席か、会場後ろの椅子席で観ていたのでしょうけど……。
「100%エネルギーを出すだけではなくどのくらいの力でどうしたら一番自分が美しく見えるのか、男役さんに大使てきれいに見えるのかっていうことが大きくなったなと泣きながら見ていた」
カレンさんあてに望海さんからもLINEがきて
「のんちゃん見てる?」
「はい」
「のんちゃん泣いてる?」
「はい」
「私も泣いてる」
こんなやりとりをしてたとは。泣けるではないの。
「決して義務ではなく、男役さんを立てたいから立てるという姿を美しく表現できるようになったんだなと、妹がどんどん遠い所にいくような感覚で見ていた」
・最後は星組のぴーすけ。
音校時代と星組時代をいっしょに過ごした同期生です。
真彩ちゃんのことはなっちゃん呼び。
予科生時代から歌と芝居がうまくて衝撃だったと。
「私はこれができるけどこれができないからこれをやらなきゃ」という選別が上手かったらしい。
初舞台後の組回りB班では余興に力を入れていたと。
脚本・風輝くん、主役がつかさ、ヒロインが峰果くん。
歌といえばなっちゃんなので、ほぼ1人でおじいさんもおばあさんも鬼もアテレコ。
見たいぞその余興。
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