『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』を見たんだ・2

花組公演感想,花組

・華ちゃんは世界の孫。

華ちゃん演じるビリー、可愛かったです。
少年味のある女の子の役も上手い。
生まれ育ち故にぶっきらぼうだったり言動が洗練されていなかったり、ジミーとのやりとりに「苦い顔してスマイル」的なものがあったりと苦労人の育ちが見える。
そういうのも含めてけなげで可愛い。

恋をしたいじらしさは得意なところですね。

「お似合いだね」と言いながらスープを注ぐところは弾けまくってた。
あと色気で誘うところ(誘えてない)。
華ちゃんは色気が出すぎないところが宝塚らしい清潔感につながってるのかも。

・ひとこアイリーン。
細長い!!
足が細い!!

でも肩や腕のあたりががっちりしてるのはさすが男役。

アイリーンは金髪美女はバカ、というステレオタイプを地で行くような役。
でも可愛げがあって憎めない。
良くも悪くも素直な子なんだよね。
溺愛されて育ってるから自己評価が高いし、やることなすこと悪気がない。

上手すぎる変な動き、さすがはダンサーのひとこゆえです。
バレエを基礎にしたモダンダンサーのアイリーンが見せてくれる前衛的な動きが衝撃的で笑いました。

歌も男役のときよりよかったような。
声質的に娘役の歌のほうが歌いやすいんだろうな。

階段から降りてくるときのウェディングベール、どれだけ長いのかと。
『鳳凰伝』や『花詩集100!』の6メートルドレスとか思い出したわ。
でもそれらのどれよりも長そう。

汝鳥さん演じる警察署長といい感じに納まりそうなのもベタっちゃベタだけどみんなを幸せにするハッピーミュージカルですね。

・そういや、4時間のエンドレスバスタイム(長すぎ)で男性的な衝動が発生したかれーちゃんの動きが上手かったなぁ。
ぎりぎりわかる範囲でスミレコードも守ってた。
どこであんな動き覚えるんだ、かれーちゃんよ……。

・そしてスミレコードぶっちぎるクマちゃん(ぬいぐるみ)。
おおぅ。
クマちゃんなのでぎりぎりセーフかな。

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