『Gemini』を見たんだ・2

月組公演感想,月組

鳳月杏ディナーショー『Gemini』6月8日(木)13:45の回と19:45の回をライブ配信で見ました。

ジャズと、昭和歌謡と、宝塚の名曲を取り合わせたバラエティに富んだ選曲です。
なぜ昭和歌謡……?と思いましたが、ご本人(ちなつ)のご意向だそうで。
そういや百恵ちゃん大好きジェンヌだったわ。
ロマ劇の俊藤龍之介をちょっと思い出したがたぶん関係ない。

Unchain My Heart~Fly Me To The Moon

・1曲目は「Unchain My Heart」なんですが、客席後方扉から登場してきたあああああ!
ああ、コロナ禍のフェーズが変わったのね……。
星組『1789』もそうだけど、客席下りや客席からの登場が解禁。
ディナーショーだから、お客様との密接度合いも大劇場公演以上です。お客さん、たまらないだろうなぁ。

ちなつのいい声と色気で死にますわ、これは。

ただ、そうはいってもコロナ禍はまったく終わってないわけで(『1789』なんて長期休止になってるし)、そんな中でノーマスクのお客さんの姿にヒヤヒヤする。
ディナーショーだから食事ありとはいえ、ジェンヌさんがいる場でのマスク着用はまだ義務化しておいていいと思うんだけど。

白地にエンジと黒の燕尾を着用したちなつは舞台上に上がるんですが、大人の色気と余裕がすごいです。

・2曲目「Cherokee」。

軽く歌って共演者4名の登場とかれらの紹介。
男役は黒と白の燕尾、娘役は黒と白のドレスに白の長手袋。

・5人のトーク。
自己紹介は●月生まれ、●●座の○○です、という形。

「おうし座の」というときに頭の上でピースで牛の角を作るのりんちゃんが可愛い。

・「How High The Moon」を5人で歌い踊る。
この曲の間奏で舞台上のバンドメンバー紹介。

・4曲目のちなつソロ「Fly Me To The Moon」は英語で。

「アイラブユー」と言いながら何度も投げキッスを繰り出す。
人死にが出るからやめなさい。(やめなくていい)

ここまでジャズメドレー。

「星降る街角」~「め組の人」

・うーちゃんと彩音くんがお着換えして登場。
シルバーのジャケットに黒の蝶ネクタイ、白のシャツ、黒のパンツです。

「星降る街角」から昭和歌謡メドレーがスタートです。

・続いて、みかことのりんちゃんのザ・ピーナッツ「恋のバカンス」。
紫ドレス、腰に黒のリボン。

ご本家は双子のデュオですが、娘役同士ながら体格差のある2人で歌うのもちょっと面白いな。

・5人で「君恋し」。まさに昭和歌謡っっ。
ザ・ピーナッツはわかっても、このくらいの曲になるとわかんないなぁ……。

お着替えしてきたちなつは濃い紫のロングジャケットで赤い肩モフつき。
ベストとタイも赤。
肩口や袖口の飾りがきれい。

2組のデュエットダンスとちなつソロでした。

・「伊勢佐木町ブルース」。
♬チャッチャチャララッチャラッ「アン、アン」な歌です。杏だから?(まさかね)
どうしてもギャグテイストなお色気でしかイメージがないのですが(昔のバラエティー番組でよく使われてたせい)、ちなつみかこのりんの3人はもちろんこれをまじめに歌うのであった。

悩ましい溜息です。

・「チャンピオン」は最初だけ5人、途中でちなつがハケて主に4人で。

・「ランナウェイ」で後ろを向いたと思ったらサングラスを着用してきました。
5人全員で。
そして「め組の人」につないで5人で客席降り、という流れでした。

昼回トーク

「皆様知っている曲はありましたか?」とちなつ。
宝塚の客層は年齢層がさほど低くないので、何かしらは知っているでしょう。

今回の選曲について話してくれました。
曰く、ちなつは歌謡曲、演歌に興味があった。
で、中村(B)先生に言ったら自分の知らない領域まで曲を持ってきてくれて、初めて出会う曲もあったのだそう。

この回のトークテーマは、みんなにとってのヒット曲、カラオケのおはこでした。

みかこ「カラオケで絶対タッチを歌う」
ちなつ「タッチ歌うよ」
みかこ「一緒だ、やったー」「可愛くて好きです」

うー「宇多田ヒカルのファーストラブ」「キーめっちゃ下げて歌います」

かのん「コブクロの蕾」

そしてここで唐突に始まる反省会。
「サングラスが吹っ飛んで行っちゃったんです。すみません」

私は見逃したんですが、彩音くんのサングラスの片側のグラスが外れて飛んで行ったみたいです。

で、向かって右のグラスが外れたサングラスを出したら「それつけてしゃべって」といじられる。
みんな爆笑して、トーク内容が頭に入ってこない。
「最後までそれでお願いします」

のりん「松任谷由実さんのルージュの伝言」。

ちなつ「山口百恵さんのプレイバックPart2」

ここでちなつがハケて、共演者4人でのトークになりました。

かのん「今回のテーマはちなつさんとデートに行くなら」。
おお、鉄板だ。

のりん「宝塚観劇デートのあと、カフェかあわよくばちなつさんのおうちかなにかでヅカトークしたい」

みかこ「ちなつさんは反応が面白いと思って、ちなつさんと遊園地に行って、いろいろ乗せて反応を見たい」
「絶叫系も乗せます。オバケ屋敷も入れます」

下級生娘役とは思えない「入れます」宣言である。強い。

うー「ドッグランに行って、自分が犬になる」
みかこ「それでいいのか、デートなのに」
うー「あわよくばお家に行ってご飯食べて…」
かのん「お風呂も入って」
うー「シャンプーしてもらうってこと?」
かのん「いいねぇ」
のりん「お昼のトークショーですよ」

ドッグランでは投げてもらったフリスビーを取る動作をしてました。
それでいいのか男役。

彩音くんの「お風呂」は犬だから、という以上の意味はなさそうである。
とりあえず共演者4人の中で一番スミレコードを理解してそうなのがのりんちゃんだということがわかった。

かのん「水族館」「『あの水槽入りたい、でも溺れちゃうかな』って言ったら『でももう俺に溺れてるんだろ』と言われたい」

妄想、飛ばすなぁ(笑)。

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