『Gemini』を見たんだ・3

月組公演感想,月組

夜回トーク

夜の回のトークテーマは「宝塚のここが好きだ」でした。

のりん「ずっと少女の気持ちでいられるところ。だれしもプリンセスとかに憧れるじゃないですか。合法で。ディズニーなどではプリンセスは外国の方がされるじゃないですか
平たい顔の私でもプリンセスになっても許される。」

合法て!!

「プリンセスだよ」とちゃんとフォローするちなつが優しい。

みかこ「ときめきにあふれすぎている。
毎日こんなにときめく?ってくらい。男役さんにも娘役さんにもお衣装にもお客さんにもときめく。
日々こんなにときめける職業って唯一無二ではないかと」

お客さんにときめくのは、久しぶりの客席下りのためもあるかもです。

かのん「宝塚で好きな瞬間。フィナーレで前の曲から男役や娘役が足並み揃えて大階段を降りてくるところが大好きで」

うー「歌劇団生の皆さんがめっちゃめちゃ一生懸命なところ。諦めないところ。こういう世界ってなかなかないよなって」

ちなつ「(うーは)穏やかなんですけどときどきすごく熱くなるときがあって。かのんがネガティブ発言したときに『そんなことないよ、かのんかっこいいんだからもっと自信もって』って。そんなところが好きだよ」

下級生に「好き」発言するちなつ……!
でも腐的にくいつきたい感じはなくて、純粋に優しい先輩の雰囲気なのがすごい。

ちなつ「規律正しいところ。音楽学校で夢のために。入団しても下級生が上級生のために一生懸命になっているところ」

雑なくくりかもしれませんが、今って厳しいことや、過剰な上下関係など理不尽なことに対する風当たりがすごくきつい時代だと思うんですよね。
そういう時代の移り変わりに基本的には私は賛成なんですが、スポ根に近いノリや修行か?と思うほどの厳しさや規律を愛するジェンヌさんもけっこういるんだよね。そういう人のほうが宝塚に長く残りやすいということもあるとは思うけど。
でも思い返せば、私も10代のころはストイックなありかたには憧れてたなぁ。

ここでちなつがはけて、共演者4人のトークに。

みかこが発表した夜回のテーマは「ちなつさんのキュンエピソード」。

まずはせなっちと呼ばれたかのんから。そういや芸名の下の名前が「せな」だった。
かのん「車に乗せていただく機会があって、行きと帰りと2回あって遠くを見る横顔がすごくかっこよくて車の中がいい香り。エレベーターの中でもいい香りがする」
みかこ「香水とかじゃないですよね。ぜったい体臭ですよね」

「体臭」ということばに「フェロモン」とツッコミつつ軌道修正したのはのりんちゃんかな。(できる子や)

うー「タンゴでからませていただくときにいい香りなんですけど、え、近、近!みたいな」
かのん「しかもこの方3秒くらい長いんですよ」
うー「上級生だから」

組む長さも上級生権限……!
しかもうーちゃん新公主演経験者だしね。

のりん「私の紅が変だということで、ちなつさん直々に紅を塗ってくださって。顎を持ってくださってまもなくあごクイみたいな。口紅塗ってもらってるのに顔が震えちゃって」

べに、という言葉のレトロさよ。

みかこ「このあとのナンバーであごクイしてもらえるんですが、私がつい早くあごを上げてしまって。『私がやってから上げるんだよ』ってクイクイクイクイ5,6回して下さって。でも1日1回が限界なんです!」

クイクイクイクイ、の食い気味な言い方が面白かった。

あ、DSには直接関係ないけど、昨日がちなつの、今日が彩音氏のお誕生日です。
お誕生日にDSがかぶったらよかったのに……!

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