『幕末太陽傳』感想・4

雪組

雪組大劇場公演『幕末太陽傳』5月5日(金・祝)13時公演と6日(土)11時公演を観てきました。
これで合計4回観ました。

・咲奈復活です。ようやく本役さんを見れました。
徳三郎は咲奈もひとこもどちらも阿呆ボンですが(そういう役なので)、咲奈のほうがのほほんとしてます。本人の持ち味だよね、これは。

真彩ちゃん演じるおひさが「寺子屋に通ってたころはほんとに優しくて」と言うのも、咲奈だとほのぼのした過去を思わせるセリフなのに、ひとこだと色気づくのが早かったんだろうなという感じがします。

最後、ふたりで駆け落ちしますが、咲奈だとおひさを大事にしつつ尻に敷かれるんだろうなー。
ひとこだと、おひさを大事にしつつもなんだかんだ吉原に通いそうな……。

・長州グループはおいしかった!
大ナンバーがあってみんなちょっとずつソロがある。
初日近くより歌詞が聞き取りやすくなった。
特に「レボリューション」の最後の「ン」が強く発声されるようになったからかな。

ただし長州グループではなぎしょは割を食ったなぁ。
レボリューションの歌に入ってなかったし。
祭りの場面でセンターもとるし、舟祝言で「高砂」は謡うんだけど「見せ場!」って感じがしないのです。

代わりに長州メンバーでおいしかったのはカリ。
ショーの銀橋渡りセンターと合わせて何があったのかと(……って、これまでの研鑽が認められただけか)。
鬼又から100両をせしめるところでイヤそうな顔で握られた手をゴシゴシしてるのが笑える。

・鬼又=鬼島又兵衛で退団のがおりちゃん。

鬼又はぴちぴちの52才(だったよね?)。
カツラに白髪が入ってないせいか、設定の割には若く見えるな。

非常にテンション高く、気持ち悪くて面白い。
やってる本人も楽しいだろうなぁ。(がおちゃん、こういうの好きそうだし)
一見堅物で怖そうなところとこはるに色ボケしてるところの塩梅がさすがです。

風車を手にして嬉しそうなのはかわいい。
こはるを身請けしにきたときの手つきがひどすぎてほんと笑える。

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Posted by hanazononiyukigamau