『桜華に舞え -SAMURAI The FINAL-』感想・5

・「チェスト」という剣道での掛け声。
『摩利と新吾』に出てきてなんだろうと思ってた言葉の意味がようやくわかりました。
宝塚って勉強になりますね。

(そういや『摩利と新吾』では紫乃先輩が「田原坂」を舞っていたなぁ)

・『桜華に舞え』は1回だけでも楽しめる良作でしたが、2回目・3回目を見ると伏線の存在に気づいたり新たな発見があったりで飽きない。
たくさんの人が出てくるので目が足りないんですよね。
プロローグから戊辰戦争のときはちょんまげ姿だった人が次に出てきたときはザンギリの洋装だったりするので、「あ、この人一緒に戦っていたんだ!」なんてことも。

・桐野が西郷宅を訪れたときの大久保と犬のやりとりはつい見てしまう。(おかげで本筋を見逃しそうに……)
空気を変えようと犬を鳴かせ、こっそり謝る大久保が可愛い。

・「来年の夏。おいは必ず帰ってくっで、郷で待っちょいてくいやんせ」と桐野が吹優さんに言うのですが、初見ではスルーしていました。
お盆には亡くなった自分の魂が故郷に帰るから、それを待っていてくれということだったんですね。
桐野は自分の死を確信している。
だからラストに吹優さんが遺品を持って桐野の故郷を訪れるところにつながる、と。

吹優さんの白いドレスは華やかな服装というわけではなく、喪服なのではないかという話を聞いたときは驚きました。
江戸時代や明治のはじめごろはまだ喪服は白が一般的だったようです。

・隼太郎からもらったお土産のパルファンを、くどいくらい嗅ぐ桐野(笑)。
コメディ演技がああみっちゃんだわーと思いますが、ここでパルファンを印象づけてあるからこそ「おいがやったパルファン」が泣けるんですよね。

・桐野の遺骸に恨みを叩きつけようとする者たちに非難の声を浴びせて桐野を抱く隼太郎はよかった。
とてもいい演出。

演技も週を追うごとに熱が入って――声のコントロールが効かなくなってたかなぁ、と感じた。
芝居に演者の気持ちが入る=観客に響く演技が出来る、ではないので。

・2人の戦いで「あん頃は楽しかったな」とやっているとき、「こういうの昔映画で見たな……」と不思議な気持ちに。
X-MENかな。
いや、マトリックスか。

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