『娘役』を読んだんだ
中山可穂さんの小説『娘役』を読みましたよ。
以前出された『男役』の続編、ということになるのでしょうか。
宝塚の若手娘役(ほたる)と、彼女を見守るヤクザ(片桐)の話です。
片桐は標的を追ううちに宝塚を観ることになるのですが、その初観劇のときのトップさんについて、彼女のファンからこう言われます。
「冥途のみやげにミッチーが大羽根背負って大階段降りてくる姿を見せてくれ。苦節十八年、下級生に抜かれ抜かれてようやく掴んだトップの座なんや。ミッチーファンは長年その姿を待ち焦がれてきたんや。」
・゚・(ノД`;)・゚・
なんか、こんなの、知ってる気がする。
小説中では雪組だけど、別の組で。
また、ほたるが新公ヒロインに決定し、そのお稽古中の食事ではこんなやりとりも。
「ミッチーさんはお料理上手だから、よく組子をご自宅に呼んでお鍋とか、パエリアとか、お好み焼きとか、ふるまってくれるよ。お弁当は、しずくさんがよく作ってきているみたい。愛妻弁当みたいで、かわいいの」
これまた、誰かに似ている気がする。
男役トップさんのみならず、相手役も含めて。
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