『へちま』

宝塚以外

昨日の夜は『へちま』というライブに行ってきました。 →コレ

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筝・三絃などの邦楽にヴァイオリン・ヴィオラ、そして+αのコラボレーション。
なにがゲストに来るかはその回次第のようです。
福井はダンスで、コンドルズの藤田氏と女性ダンサーが2名来られました。
(フライヤーには1名しか名前がなかったけど)

会場となった北ノ庄クラシックスはキャパ60名程度。
音楽もダンスも至近距離です。

まずはダンスとのコラボなしの音楽のみ。
普段こんな距離で音楽を聞くことがないこともあり、不思議な感覚にとらわれました。

宝塚などを見るときはどうしても視覚>>聴覚になるんですが、今回はほぼ聴覚。
耳を3倍にも5倍にも使ったような感覚で、するとなぜか五感すべてを総動員しているかのような錯覚におそわれるのですね。
音楽にぐわぁっと押し流されそうになって肌が総毛だちそうになったり。
はっきり言ってこの感覚は怖いです。

ゲストダンサーの藤田さんは無碍な感じがしました。
タイトル曲「へちま」のへちまっぷり、ときに仙人のようでいて、でも客席と絡む絡む絡む。
お客に手を回したり、お客を舞台(といっても平場なので地続き)に上げて踊らせたり、お客の服を着だしたり。

ほんとに楽しい人です。

「青森の長持歌」だったっけな(うろ覚え)では、フライヤーに名前の出ていなかった女性ダンサーと踊ります。
この女性がかなりキサキアイーリ嬢っぽい感じだったんですが、互いに相手を人形にして操ったり、あるいは人形になったりして(この解釈でいいのかわかんないけどそう見えた)、かなりすごかったです。
ラストに彼女が藤田さんにかつがれてハケていくとき、タケザワさんの「お嫁に行かなきゃね」のセリフは怖かったぞ。

とても濃密な空間でした。
月曜日の夜からこんなんで、今週テンションが持つのか心配です。

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