『黒豹の如く』感想・1

星組

『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』2月7日(土)15時公演の感想。
立見の狭い視界での観劇なので全体はあまり見えてません。

「黒豹」のようなちえ=アントニオ・デ・オダリス伯爵と、ねねちゃん演じるかつて恋人だったカテリーナ・デ・ラミレスが再会してラブラブするだけの話でした。
そこに横恋慕してきたべにーさん=ビクトル・デ・アラルコンが絡むっちゃ絡むけど、いちおう陰謀(?)もあるけど、そして退団公演仕様な役と生徒がオーバーラップするようなセリフが最後のほうにあったけど、基本的にはちえねねバカップルを大劇場の舞台でやっただけかと。
いやぁ、びっくりするくらい大味な作品だった。

プロローグは7つの海を争っていた時代、さらわれたお姫様と伝説の海賊・ソルたちのダンス。

海の精霊のようなセブンシーズ(なお、プログラムではSeven Seasと英語表記)のダンスや歌は見ごたえがあります。
片手をついてゆっくりと回転するとか……よくできるなぁ!
配役段階で「出来る子」が多いなとは思っていたのですが、やはりそれだけのものがありました。
最初に歌うのがピヨピヨちゃんというのも嬉しかった。

伝説の海賊・ソルとお姫様なちえねねはポスターのとおりですが、出番はここだけです(笑)。
アントニオは伝説の海賊・ソルの末裔にして、同じく「黒豹」の異名をとっていますが、だからどうやっちゅーねんと言えばそれまでの話です。
プロローグにしか出てこない2人をポスターにしちゃうのは大胆すぎます。
栄えますけどね!

脚本が柴田先生であるからして、セリフは香気があるというか、少々古めかしいというか、なもの。
だけど、残念ながらそれがまだ身についていないように感じた。
なんだかぎこちない。
役として話しているのではなくて、まだ脚本のセリフを言ってるという段階。

私が観たのは初日開けてすぐだから、1週間ほど経てば慣れるかしら。

そういえば私が観た日、1幕終演後に謝センセイが調光室から出てこられました。
「どこがわかりにくい」云々という話を一緒におられた方と話していたのが少し聞こえたので、いつかは手直しが入るかもしれませんね。

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星組

Posted by hanazononiyukigamau