『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』感想・3

星組大劇場公演『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』2回目を観てきました。
2月28日(金)13時公演。
立見だったからというわけでもないですが、2回目は面白かったです。寝なかったから話がちゃんとわかったし。

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・愛ちゃん演じる菅武将軍、辛い役どころですね。

元々は富国強兵よりも飢餓の民の救済を求めるくらいの清さのある人なんだ。
彼だって功名心や上昇志向はあったけれど、それでも異民族である瞳花との子供を育て続けるくらいには人らしい愛情があったはずなんだ。
(もっとも、彼がどういう気持ちで瞳花との間の子・家宝を育てていたのかははっきりしないんだけど)

それが宣王たちに追い詰められ、わが子を手にかける。
そうするしか彼になすすべはなかっただろう。でも、ここから彼もまた宣王の重臣たちのように覇道を歩んでいくのだろうな……。

・宣王の重臣たちの中に陰湿さがにじみ出たいい演技をしている人がいました。
安定のクリスティーナでした。

おそらく生まれの良い彼にとっては、菅武将軍が必死なさまは見苦しく滑稽であっただろう。
汶族も野蛮な者たちでしかなく、ほかの民とて虐げることになんの疑問もない。

・これで退団のみつる。
奸臣たちにそそのかされ「夷荻」征伐に邁進する宣王の役です。
宝塚最後ということを思うと出番・役柄的にもったいなかったかな……とも感じましたが、「小さい男」をきちんと小さく演じるあたりがみつるです。

宝塚スターとしての自分をアピールするよりも、作品の中で求められた役を演じ切ることが大切なのだろうなと。
みつるの真摯さが伝わる芝居でした。

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