●きゃのんは老占い師・ルグジェリ。
頼もしい助演。
ずっと腰を曲げた姿で演じていましたがこれが大変そうで……!
お疲れさまでした。
●コリニー提督のまっぷーがよかった。
シャルル9世を操るべく迫るところの、誠実なのかだまそうとしているのかわからない不気味さ。
あの追いつめていく様子がじわりと怖かった。
こちらもめちゃくちゃ頼もしい助演。
●アンジュー公の春瀬くんは、前々からちーちゃん似と言われていた人だよね。
私はちーちゃんにコマが少々入った感じと認識しました。
「人物相関図」には「影で王位を狙う冷酷な王子」とありました。
メイクもあってその言葉どおりの冷たそうな存在感が出ていました。
1点気になったんですが、このアンジュー公は母后カトリーヌから一番愛された王子なんだよね。
アンジュー公があからさまに冷酷なもので、なぜ母后が彼を一番愛しているのかがピンとこなかった。
表の顔と裏の顔があって、とかならわかるんだけど。
それとも「最愛の王子」設定は今回はなかったんだっけ……?(このへんあやふや)
●まりなのオルトンは本人にぴったりの役がきたなぁぁぁ!
ひょろっとしてて線が細くて善良そうで少年っぽい。なんか癒される人である。
目を切られて傷を押さえながら床を転がるところはすごかった。
ラストの大広間での幸せそうな様子もよかった。
●脚本・演出に文句はあるんですが、それでもこれだけ役が用意されているというのはいいことです。
若手の研鑚になったろうし、ファンもきっと満足のことと思います。
小公演らしい、バウにふさわしい作品でした。
●そういや、作曲・編曲は斉藤恒芳氏だったんですね。
かっこいいわけです。
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