宙組バウホール公演『SANCTUARY(サンクチュアリ)』9月14日の11時公演と14時30分公演をダブル観劇してきました。
世間での評判も良く、上演前はともかく(いや、完売はしてたけどさ)今ではなかなかチケットの入手も大変になっている公演です。
が、私個人の好みの問題が大きいのでしょうが、ぶっちゃけそこまでいい作品とは……。
特別ダメな作品ではないし、出演者は頑張っていると思うし、役もあるし、音楽もいいんですが、どうも私は田渕センセイと相性が悪いんだと思う。
面白いと言われていた『Victorian Jazz』も自分的には文句アリアリだったもんなー。
田渕センセイへの文句は後にするとして、とっても「コスプレ!」な作品でした。
(これは褒め言葉であり、またそうでもない)
出演者のビジュアルの美しいこと。
宙組男役、スタイルいいなぁ。
そしてやっぱりうらら様のドレスの着映えが素晴らしいわぁぁぁぁぁ!!
一目でヒロインとわかるあの華と美貌は捨てがたい。
芝居も好きです。
予想どおりマルゴは似合う。
気品がありつつも魔性を思わせる美しさと、その下にある潔癖な少女性が無理なく同居しているのがいい。
そして心の強さを思わせる母性も。
歌も今回はよかった。
とはいえ、ソロはセリフのような呪文のような不思議な曲でしたが。
歌がお得意でないうらら様に配慮して作られたのかしら……?
愛ちゃんとのデュエットもよかった。
うらら様は高音でなければわりと大丈夫なんだよね。
1幕終わりごろ、愛ちゃんが上手、うらら様が下手の客席通路を通って退出するシーンがありました。
偶然下手通路席だったので嬉しかったー。
気のせいかもしんないけどなんかイイ匂いした。
舞台は、戦いのシーンなどあるにも関わらず今一つ盛り上がりに欠ける。
退屈するまではいかないんだけど、もうちょっと演出でなんとかならないかなぁ。
「派手なコスチュームプレイ」という枠で、つい『エリザベート』と比べてしまった。
もっともこちらは歌でドラマティックに作っていけるメンバーでもないのですが……。
でも2人きりの舞踏会はよかった。
本来は寂しいはずなんだけれど、この終わり方は好き。
前途多難なはずなのに愛とあたたかさが感じられる。
コメント
こんにちはとかフルフムとか、ひとり頷いています。
いつも、読ませていただいてます。そうそう
宙バウ、私も駄作ではなそこそこの作品だと思いました。暗い始まり方で両サイドのご婦人はすぐさま睡眠タイムでしたし
某記者があまりに高評価 の記事を載せたのでチケットが入手困難になっていったのかもしれません。翼ある人々と同等のような書きぶりは絶対おかしいと思います。脚本力弱いよ~、出演者はみんなよくやっていました、役らしい役が初めての下級生も頑張ってたし勉強になった作品と思いました。主役は見た目は立派な主役ですが歌と発声を鍛えてほしいですね。
>香水 さま
今回のバウの記事は呼んでいないのですが、その評価でチケット難になったのなら影響力がすごいですね……!
今作が『翼ある人びと』と同等ということはないですね。
これも悪くはないですが、残念ながらレベルが違いすぎます。
でも下級生に役があるのはとてもよかったです。