『THE KINGDOM』感想・1

月組

ドラマシティ公演『THE KINGDOM』8月10日(日)11時公演と15時公演を観てきました。

観劇前に友人に公演の感想を聞いたら「とってもハリー」と返ってきました。
喜んでいいのか悪いのか量りかねつつある種の覚悟をもって観劇に挑んだのですが(大げさ)、予想外に面白かったです。

ハリー物と言ってもいろいろありますが、今作のスピンオフの基となった『ルパン』よりは『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』にテイストが近かったですね。
笑いがふんだんにあります。
歌もダンスも『ルパン』より多めだと思うし。
ほうれんそうソングはおかしかったし。
火事ソングの韻の踏み方はとってもハリーでした。

この日の15時公演は千秋楽です。
通常回でも主演者2人のあいさつがありますが、楽はさらにしっかりとしたものが行われます。

(以下、ごあいさつのセリフはうろ覚えですので、言い回しも順番もきっと正確ではありません)

公演の長はすーちゃん。
「楽しかったというお言葉も、時には厳しいお言葉もいただきました」といった感じのことが心に残りました。

「この場にはいませんが」とコマの専科異動、そして公演に出ていたちなつの花組異動に触れました。
「月組の鳳月杏を、そして花組の鳳月杏もよろしくお願いします」と言っていましたが、ちなつの組替えは12月なので、本人からのコメントはなし。

カチャとみやちゃんのご挨拶は漫才のようでした。

カチャが「とても幸せな人生でした」と言い、客席が笑うと「これ笑うところかな」と2人で顔を見合わせ、「真面目に言ってるんだけどねぇ」。
あと、「どうなるかと思ったが、歌詞の『いつかは終わる』に励まされて頑張ってきた」みたいなことも言っていたような。

みやちゃんは「宙組と星組に配属された2人がこうして月組で芝居をしていることが奇跡」みたいなことを言っていたような。

カーテンコールは何度かありました。

2回目か3回目かのときはみやカチャが2人だけ舞台にいたのですが、手をつないでいました。

カチャ「これからが本番です。今までのは前座」
みや(縦にした手のひらを上下させながら)「スタンドが出てこない」

ガチで漫才やる気ですよ、この人たち。
そのあと「大好きな仲間たちを呼びたいと思います」と月組生を召集。

台風の話も。
どちらがどういう風に話していたかろくに覚えていないのですが、「台風の中お越し下さり」からはじまり、「もう台風は行ってしまいましたかね。舞台をやってる間に。私たちの部屋は窓がないので。朝は珍しくてずっと見てたんですがきりがないのでやめました」と。
「転ばないよう、お気をつけてお帰り下さい」

カチャとみやるりは2人であいさつするので、その「どっちが行く?」的なやりとりを見ているだけで楽しいですね。
あと、偶然ハモったとき、「俺たち最高☆」的に手を合わせてるのも仲良し感満載でした。

最後のカーテンコールはスタオベで迎えました。

「立っていただいたところで、では組長」と振られると、すーちゃんがのしのしと前方に出てきました。
肩をいからせて歩いてますよ、この方。

「月組ばんざいをお願いします、月組ばん・ざい! で」

月組子はみんな手をつないで1列になってジャンプ。

あたたかい千秋楽でした。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau