●100周年の100人ロケットはただただ圧巻。
次々人が出てきて、まだ出てきて、どこまで続くんだ!
衣装は、よく言えば大人っぽかったな。
大きな花の飾りに、緑のラインは薔薇の茎か。
クルック氏がデザインした衣装の中ではあまり好きじゃないけれど、100人並ぶとああいうふうにあっさりしてるくらいでちょうどいいのかもしれん。
バースデーケーキが舞台の中央にあって、回転する盆の上で円形に並んだジェンヌさんが踊る。
セットの裏に隠れてしまう人も出るけれど、誰も手抜きをしないのがタカラジェンヌの素晴らしさである。
・まさおはダルマで銀橋渡り。
100人ロケットの衣装を派手にした感じの衣装で、羽根も背負ってます。
男役トップ直々のダルマというのがとっても100周年のお祝いテイストである。
まさおはギャルっぽいので、ダルマで銀橋を渡っててもあんまり違和感がない。
●まさおを中心とした、路線男役たちをそろえての黒バラの場面。
衣装も黒のレザーで、薔薇のモチーフがあしらわれてる。
うろおぼえだけど、片方の袖口だけこれまた花びらっぽくなっていたような。
・ここのマギーさんがさぁ……、とってもハードゲイなテイストでございました。(「フォー!」って叫ぶ人)
サングラスもかけてないのに。
すいません。
隣の人の脚をつかんでそろって動いていく振りはちょっと面白かった。
●たまきちの「吟遊詩人」は、「吟遊詩人って世界を旅するから、悪漢に立ち向かったり、旅で獣に襲われたら闘ったりしなきゃいけないもんね。だからヤワじゃつとまんないよね」という感じがしました。
ようは、「吟遊詩人」という響きの甘さをうちのめす、力強さからくる変なリアリティがあったんです。
●「銀の花」のまさちゃぴのデュエダンは、ちゃぴはほんとに大人になったなぁ……と。
彼女は成長曲線の激しさが面白くて、「育てゲー」的な一面のあるヅカファンの楽しさを大きく味わわせてくれる。
銀の花は幻の花。
この世のものでない、神秘的な強さと美しさがある。
それが「宝塚」を象徴的にあらわしているようにも思えた。
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