1月18日と19日に観劇した『眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 』、感想で書き洩らしてた分があるので出しておきます。
もうムラ楽が過ぎたというのに……。
思いつくままに書いていくので順番は適当。
・最初に出てくるのがナポレオンⅡ世役のみっきーでよかった。
なんか安心するんだよね、舞台技術的に。
あの若々しい感じに、『エル・アルコン』の子役を思い出した。
・グランマルモンとしてじゅんこさんが登場。
ナポレオンⅡ世と観客にナポレオンの生涯を説明。
じゅんこさんはほんとによく星組公演に出てくるなー。
ほんとに専科さんなのか? とつっこみたいくらいだ。
じゅんこさんの役はべにーさん演じるマルモンの後の姿。
あんまりべにーさんが年老いてもじゅんこさんになる気はしない……。
あの「おまぬけ」マルモンがこういう風になると思えないんだよね。
べにーさんのマルモンは性質がマヌケそうで、じゅんこさんの場合は気弱さ、優しさがマヌケとして人の目に映ったのかな、と。
そして年くって歌がうまくなってよかったなぁと思う(笑)。
いや、べにーさんは特別歌がヘタなわけじゃないけど。
・シェイエス役のさやかさんは胴布団はもちろん入れてるだろうけれど、もしかして含み綿もしてる…?
(自前だったらすいません)
ハンプティダンプティみたいな歩き方からコメディタッチ。
もう一つの役・メッテルニヒとは歩き方からちゃんと変えてるんだよね。
こちらはコメディ系じゃない役作り。
ヒロさん&さやかさんのセットが2組あるのが紛らわしい。
シェイエスとバラス、メッテルニヒとフランツⅠ世の組み合わせで、どちらも政治的な絡み方(もちろん立場も関係性も違うけど)をしてるので。
ビジュアルなどはちゃんと変えてるけどつい混乱した。
・牢獄のシーンの警吏役はちーくんとさやかさん。
この2人だと「強盗だ! 強盗だ!」を思い出します。
・ルイの夏樹くんとオルタンスのはるこが投げキッスを送りあってるのがかわいかった。
・エジプト兵の、凰姿くんらしき人がよかった。
目つきがギラギラしてるのと、異教徒・異国を観る者の肌に感じさせるエキゾチックな色っぽさ。
・兵士にフランス語(だよね?)で返事をさせる意味を問いたい。
「ウィ」くらいが限界だ……。
・民衆4人は歌が多い。
スカピンなどもそうだけど、民衆に力のある歌を歌わせることによって、当時の「世界」を感じさせられる。
時代の胎動を感じる。
・絵描きの場面はコミカルで楽しい。
みんな変なキャラ付けしてると思う。
・ジョセフィーヌに仕えている家令のひろ香くんがよかった。メガネっこです。
こういう軽みのある役もうまいよなぁ。
・ミュスカダン登場のシーンは「イケメン来たー!!」とテンション上がりますね。
1幕はとっても歴史の教科書なので、こういうショーアップされた場面があるとありがたいの。
・マリー=ルイーズ役のキサキさんは、なんかかわいいビジュアルと歌がまともなのがありがたい。
これで芝居が上手ければなー。
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