『眠らない男・ナポレオン』感想・4

星組,専科

・フィナーレはともかく、衣装が豪華で、役がたくさんあったのが今作品のいいところ。
もし再演するとなったら●●役は▲▲さんね! と盛り上がりそう。

・今回の歌はあまりどれも耳につかないのですが、脳内をコロちゃんの「真似してもいいのよ~」が回ってます。
ギリシャ風のあのドレス、私が着たら妊婦にしか見えないこと請け合い。

・ナウでヤングな言葉遣いに定評のある小池さんは、「大丈夫、イケてます」と今回も真風ミュラに言わせてました。
よかった、このくらいで済んで。

で、真風ミュラ。
モミアゲ。

それはイケてるのだろうか。
よくわからないが、おフランスの伊達男としては正しいあり方なのだろう、きっと。
肖像画もそんな感じだし。

・べにーさんは今回も目を縦にかっぴらく系のメイクが健在。
そろそろあのメイクやめてくんないかなー。

あれが「おまぬけ」マルモンの役を意識したものならいいけど。
(でもそうじゃないと思う)

・みっちゃんのタレーランは素晴らしかった。
歌上手い、芝居上手い、ビジュアルかっこいい。
悪役メイク似合うよなぁ、みっちゃん。

タレーランが出てくると舞台の空気が変わる。
歌えば世界が立ち上る。
芝居を動かす力を持つ。

時として、暗躍しているタレーランが世界の中心にいるようで、彼が主役の物語も観たくなった。

主演作『メリーウィドウ』を終えてからの参加で稽古期間も短かったはずなのに、ものすごいものを見せてくれた。
さすがとしか言いようがない。

タレーランは脚が悪いのだけれど、暗転している中もちゃんと脚を引きずっていた。
こういうのも舞台上の世界を大事にしているからなんだろう。

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