『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』 の原作本を読みました。
角川文庫版です。
はじめてフィッツジェラルド作品を読んだんですがシニカルでした。
また、社会的な方面は疎いので、時代の移り変わりや共産党員が出てきての争いなどはなかなか理解が追いつきませんでした。
我ながら情けない。
そして登場人物についてもいまいちよくわかんない……(なんて残念な脳みそ)。
人物名をチェックし宝塚版の配役と対比しながら読んだんですが、ハリウッドの人とはわかっても具体的にどういうポジションの人なのかがわからなかったりして困る。
あと未完の作品なので、だいもんとか瀬戸くんとかまだ小説中に出てこないんでやんの。
フィッツジェラルドが残したノートなどや、彼が自作について語った人々のレポートで以後のことはある程度知れるようですが、実際に完成されていたらどうなっていたんだろうな。
以下、配役についてわかる範囲で書いておきます。
ただし合ってるという保証はないです。
ネタバレ的な部分も入るので、気になる人は注意。
モンロー・スター(蘭寿 とむ)……ハリウッドのプロデューサー。34歳くらい。
キャサリン・ムーア(蘭乃 はな)……モンロー・スターと恋に落ちる。アイルランド出身。ミナに激似。
ミナ・デービス (蘭乃 はな)……モンロー・スターの亡き妻。
パット・ブレーディ (明日海 りお) ……ハリウッドのプロデューサー。作中では娘によって「ビリー・ブレーディー」と紹介されている。
マーカス・ロー (高翔 みず希) ……ハリウッドの人
ピート・ザブラス (悠真 倫) ……カメラマン
ケイティ・ドーラン (桜 一花)……モンローの秘書。キャサリン・ドーラン?
ジョージ・ボックスレー (華形 ひかる)……イギリス人の作家
レッド・ライディングウッド (紫峰 七海)……監督
ジャック・ラ・ボルビッツ (月央 和沙)……アシスタント・プロデューサー
プロンソン・スミス (望海 風斗)…… キャサリンの夫。撮影所の技師
ロビンソン (彩城 レア)……修理係?
ローズマリー・シュミエル (芽吹 幸奈)……ブレーディーの秘書
モート・フライシェーカー (瀬戸 かずや)……会社の野心的な弁護士 。のちに、セシリアに求婚する?
ジェーン・メラニー (遼 かぐら)……作家。50歳の小柄なブロンド女
ブリマー (鳳 真由)……共産党員。28歳くらい。スペンサー・トレイシー似
マーサ・ドッド (鞠花 ゆめ)……セシリアの顔見知り
ロデリゲス (天真 みちる)……ハンサムな俳優
ウィリアム・ベーア (天真 みちる)……医師
ワイリー・ホワイト (芹香 斗亜)……作家。青白いずんぐりした三十男。のちにセシリアと関係を持つ?
セシリア・ブレーディ (桜咲 彩花) ……物語の語り手。19歳の女子大生。パット・ブレーディーの娘。モンローを愛する
(ただし、語っているのは25歳くらいの時点かも)エドナ・スミス (仙名 彩世)……キャサリンの友人
バーディ・ピーターズ (華雅 りりか)……ブレーディーの秘書であり愛人
セシリアはすごくやりがいのある役だと思う。
べーちゃん好きなので嬉しい。
まゆぞうのブリマーも面白そうな役だなぁ。
蘭寿さんとやりあう場面があるんだよね。
まりんのピート・ザブラスはモンローを助け、また助けられ、という関係。
この公演をもって蘭寿さんが退団し、またまりんさんが専科に行くことを思うと、役としてと生徒としてとをダブらせて涙腺にきそうです。
どう思っていいのかわかんないのがタソのロデリゲス。
――作中にちゃんと「ハンサムな俳優」って書いてあるんだよ!
蘭寿さん相手に延々悩みを語る人です。
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