本日、退団者が2名発表されました。
2011/10/17
専科・研究科一年 退団者のお知らせ
下記の生徒が退団いたしましたのでお知らせいたします。(専科)
邦 なつき2011年10月16日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
(研究科一年)
舞矢 聖華2011年10月16日付で退団
退団日は昨日付け。
つまり、事情をよく知るごく親しい人以外はこの2人を見送ることができなかったということになる。
邦さんについては、まずは、お疲れさまでしたと申し上げたい。
『アルジェの男』の千秋楽が昨日で、退団発表はせずに辞めたということですね。
退団者が誰であれ、ファンのはしくれとしてはきちんと見送りたい、そういう気持ちで退団公演を観たいという気持ちがあるので、それが叶わなかったことが残念です。
とはいえ、きっとご本人の希望なのでしょう。
内部にもご本人にもなんのツテもないので事情は知りませんが、シビさんを思い出します。
シビさんはDCかなにか小公演(オギーの『アレックス』だったはず)で辞めた専科さんだったけれど、本人の意思としては「誰にも告げずにひっそりと去りたかった」というのをなにかで読んだ覚えがあります。
華々しく見送られるより、すっと霞か幻のように立ち消えることを望む――そういう意志があったとしたら、それはそれで理解できる気がします。
くどいようですが、以上は私の推測と感傷にすぎませんので、実際のところはわかりません。
そしてもう1人の退団者、まりーちゃんこと舞矢さん。
97期の中でも目立ったかわいさで、人の顔を覚えられない私にも舞台で見つけることができる数少ない娘役さんでした。
そんな彼女が辞めてしまうことが、非常に悲しい。娘役はカツラが場面ごとに変わるから特に見わけるのがむつかしいというのに!
そんな彼女が、なんでもない日に辞めてしまう。
集合日でも退団日付けでも年度末付けでもなく、邦さんのおまけのように、ほいっと発表されて。
こんな不思議な日程で発表された退団を私ははじめてみました。
さて彼女の退団理由についても当然のことながら私は知りません。
私が知っているのは音校の文化祭に出ていなかったこと(プログラムに顔も名前も出てなかったはず)、それと音校卒業時の試験を受けられなかったとかで(←それ自体私にとっては噂の域ですが)入団時最下位だということ、そして組回り予定だった次回の星組公演の集合日の翌日に休演が発表されたことだけ。
休演についても退団についても、ほんとに体が弱い説と、実は入団意志がなかった説は噂レベルで目にしたことがあります。
噂って、これまたツテもなにもないので2レベルの話ですが。
もうひとつ、2かなにかで拾った噂を足すならば、「96期生の問題があったがために、97期生は辞めたくても辞められない」というのがありましたね。
これも本当だと仮定すれば、その辞めたがっていた1人が彼女なのでしょうか。
所詮噂は噂、私には真偽を確かめるすべはありませんので、噂に妄想を足して好き勝手に想像を書き散らしているだけですが。
仮にそれらがすべて本当だったとして、残念なことに変わりはありません。
だってかわいくて目立つ子だったから。
でも仕方ないな、としか言いようがありません。
ともあれ、今日発表された2つの退団。
ともに、大劇場で見送れなかったことが残念です。
コメント
邦なつきさんの突然の退団は、本人の希望・退団手続きのミス(集合日に届けを出さなかった)など様々な原因が考えられますが、それを詮索するのは無意味です。
それよりは、天海祐希トップ時代、阪神・淡路大震災に見舞われるという困難な時期に組長として月組をまとめ、専科異動後もしんのしっかりした気品ある女役として舞台を引き締め続けた彼女に感謝し、今後の穏やかな生活を願うようひとりひとりが自戒したいものですね。
邦さん、ゆうくんのお披露目公演で、
「スコットランドの歌を歌って」とせがむ場面、今も忘れません。
それにこたえてゆうくんが歌った歌が、なんと中学時代にラジオの「基礎英語」で流れていた曲だったのです。思わず懐かしくなりました。
邦さん、本当に長い間ありがとうございました。
マリアちゃんは、文化祭出てないからどうだろう、初舞台→花組ファントムで馴染んできたかな…と思っていたのに、残念です。
せめて、千秋楽で階段降りて、花を受け取れるまで、がんばってほしかったな。
まだ、18才。
これからの人生を実りあるものにしていってほしいですね。
>こまめ さま
退団理由を詮索してもしょうがない……んですが、したくなるのがファンの性というもの。
『歌劇』の退団ご挨拶を待ちたいと思います。
そして本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
>もひきち さま
舞矢さんは入団前からいろいろあったのもあって、かわいさと合わせて初舞台生の中では注目されてたんですよね。
もっと長くいてほしかったです。
みなに顔と名前が知れ渡るまで。