『アルジェの男』感想・2

舞台上でマジ食いするきりやんに、お疲れ様っす…! という気持ちになりました。
『アーネスト・イン・ラブ』を思いだしました。
食べるきりやさんってすごく似合うなー。庶民的だから?

ジュリアンがまさおのジャックにけしかけられたスリを失敗し、ボランジュ提督の邸に迎え入れられた場面。
足台に脚を乗せて書類をみるリュウ様が本気でかっこいいんですが。

書類に目を通しているさまがかっこいいです。
でもって書類から視線を外さずにジュリアンの様子を把握し「落ち着きなさい」と言うところがたまらんです。なんだろうな、あの色気と落ち着きと迫力。

そして「あんたの奥さん、ちょっとおかしいのか」というジュリアンに、「お前にはあのよさはわからんよ」と言うリュウ様にひゃああときた。
柴田作品のこういうところはすごく好き。
こんな男女の機微と気のきいた言い回しはなかなか描けない。

でも実際あの奥さん(=あーちゃん)はすごいよな。
ナイフを持ってとびかかってきたジュリアンを見ても全く動じてないし、ジュリアンに向かって「宅は近くですの。お寄りになって」と言いだすし、あげく落としたナイフをあっさりと返しちゃうし。

空気を読めない変な人のようでいて(実際どっかんどっかんウケてた)、ものすごく大物。
娘のエリザベートにかける言葉も的を射てる。

エロつながりでマギーさんのミシュリュー内相。あれも凄かった。
なんせ相手が専科の邦さん。ひぃ! どんだけマダム好き。
政治的なかけひきもあるけど本気でくどいてる部分もあるんですよね。ああすごいものを見た。

どうでもいいけどミシュリュー内相って何歳設定なんだろう。
マギーさんはもちろん「大人」だけど、さすがに外見年齢差の大きさにびびったわ。

邦さんのシャルドンヌ公爵夫人は「野心が女の美しさを保つ秘訣」と言い切るだけのことがある。
上品だけど野心も色気もある。
日本では一定年齢以上の女性=恋愛をしない/恋愛対象にならない、という扱いになりがちだけれど、柴田先生だとそういうのも(笑いでなく)ちゃんと書くんだ。そういうところも好き。

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