外伝ベルばらアンドレ編感想・2
マロングラッセ婆ちゃんは聞き及んだとおりのぶっ壊れたお方でございました。
背筋も凍る、肝も冷える、血も涙もない性格してたわー…。
孫に向かって「あんたの相手をしている時間はないんだよ」としょっぱなから言い放つ。ここですでにドン引き。
目を怪我した孫に「見損なったよ」――鬼か?
あんたはオスカル様を守るためにいるのに目を怪我したら役に立たないじゃないか! という考えを堂々と言うマロングラッセ――孫ってなんですか。
オスカルの部隊が出陣するのを止めさせるために「あんたの命をおくれ」。(唐突に言われてアンドレさん超困惑)
…ブイエ将軍に話をしにいけというだけなら「命を」は大げさすぎるし、婆ちゃん自ら行けばいいんでないのか。
しかもオスカル父(=ジャルジェ将軍)の気持ちは推しはかれるのだよな。
「ご主人さまはきっと娘を守りたいにちがいない。でもできないんだ。だから私がお役に立たなければ!」
そして孫に丸投げ。
娘を思う父の気持ちは想像できるのに、本人はまったく孫をかわいがらない。
ていうか虫けらのごとく扱う。
だってー、孫はオスカルさまのためのものなんだもーん。
というか、自分がオスカルさま命だからその道具としてアンドレがいるんだよ、目を怪我しただって? この役立たず!
―――そんなマロン婆ちゃんでした。
(これを新公でウザったくなく演じたらしいゆまちゃんってすごいな)
ことあるごとにマロン婆ちゃんは「オスカル様を守らなければ!」――で、お鉢がまわってくるアンドレが不憫です。
彼女がきりきり舞いしてるのを見ると本当に脱力します。
バスティーユでオスカルの楯になって死ぬのが彼女のもっとも幸せな死に方で、
かつ周囲にもっとも迷惑をかけない生き方だと思うのだがいかがなものか。
オスカル「婆や―――!!(号泣)」
これだけできっと心安らかに昇天してくれるぞ。
もしかしたら「あたしったら倒れてる場合じゃないんだよ!」でゾンビのごとく復活してくるかもしれないが。
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