2022年『レビューin Kyoto』感想・1

OSK

京都四條南座で行われた『レビューin Kyoto』を観てきました。
OSKも久しぶりなら(武生以外)、京都も久しぶり。『レビューin Kyoto』も久しぶりです。

楽しかったなー。

正式には『OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビューin Kyoto」』となるのかな。
そうか、今年がOSK100周年なのか。おめでたいことです。
コロナ禍収まらぬ中ですが、無事に100周年を迎えられてよかった。
宝塚歌劇と同様に、女性だけの強く美しい歌劇団がこれからも続きますように。私も細々とでも見続けるつもりです。

第一部は『ミュージカルロマン 陰陽師』。原作は夢枕獏さん「陰陽師」シリーズです。
原作は全部じゃない(と思う)けど読んだわ。
岡野玲子さんのマンガもね。

公演時間は約1時間で、上演時間を考えると上手くまとめてあるなぁと。
安倍晴明はイメージとは違ってたし(これは公演プログラムにも書かれてるので”あえて”なのでしょう)、話などにつっこみどころもあるんですけど、全体的には満足です。

娘役が演じる役が2つ(ヒロインと娘2的な役)、回ごとに演者が変わる役替わりもありました。
いろいろ大変でしょうが、これも面白い試みです。

第二部は『INFINITY』。作・演出はオギーこと荻田浩一氏。
宝塚時代から大好きな演出家さんです。
公演時間は1時間超で、花組の100周年ショー『The Fascination(ザ ファシネイション)!』並みの長さでした。
お腹いっぱいになったわー!

トップに楊さんを据え、退団する虹架さんと愛瀬さん、遥花さんに盛大にはなむけを送り、
ダブルトップ娘役の舞美さんと千咲さんにはそれぞれの得意分野で活躍させ、
将来のトップを見据えてるのだろう翼くんや椿くんだけでなく、華月くんや天輝くんも大いに場を引っ張り。
芝居で活躍していた登堂くんはほぼピンポイントの使い方でしたがしっかり歌を聴かせてくれました。

将来のトップ娘役を見据えてるのだろう唯城さんはダンサー娘役として真ん中を張る場面もあり。
城月さんはこたびも麗しくも美声で、白藤さん、実花さん、穂香さんらの娘役さんたちも頼もしい。
そして特別専科の朝香さん、桐生さんのご登板には、舞台に重みが加わる。これは100周年の重みかもしれない。
ロケットでは初舞台生3名の紹介もあり、これからも続くであろうOSKの将来を寿ぎたくなりました。

OSK100年の歴史のうちの名場面を盛り込みつつ、オギー(&斉藤恒芳先生の最強タッグよ)らしい毒を感じるところもあり。

うん、素敵だったな。
今日が千秋楽とのことで、おめでとうございます。

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Posted by ゆきたろ