102期生文化祭をみたんだ・4

●第2部は演劇。
谷センセイの『オーロラの歌声』です。


舞台は、十八世紀後半。スウェーデン王国の中部・ダーラナ地方、森と湖に囲まれた美しいモーラの村……スウェーデン建国の父・グスタフ一世は、デンマークの支配からスウェーデンを独立させる為、故郷ダーラナで農民たちと蜂起、独立を勝ち取った。皇太子クリストフはその故事に習い、皇太子付の近衛兵を職業軍人からではなく、ダーラナの農民たちから募集、二年間の訓練を終えようとしていた……

以上、プログラムから。
説明文を今ごろ読みましたが、「二年間の訓練を終えようとしていた……」というところに音楽学校の2年間を重ね合わせると涙腺にきそうですね。

例年同様、12時の回と16時の回で出演者が変わります。

芝居は、よくも悪くも文化祭っぽいものでした。
去年は面白かったけど、それが例外だったのでしょう。
演目がつまらないわけではなかったんですが、「上手い人がやったらもっと面白いだろうな」と思わずにいられませんでした。
(まぁ文化祭だし……)

●まずは12時公演のA組。

出演者には上手い人もヘタな人もいるのは当然なんですが、「いやー、きみすごいね! 苦労しそうだわぁ!」とつっこみたくなるレベルの人が序盤に出てきました。
タッパもあってビジュアルはなかなかな男役さんでした。が、がんばれ……。

・主役はスポーツ新聞などにばんばん名前が挙がっている有名人の娘さん。(蘭世)
(彼女の名前はそりゃみなさんご存知でしょうが、他の人の名前を伏せているのと同様、彼女も伏せます。いちおうは一般人だし)

歌だけでなく、芝居もなかなか上手かったです。
主演に異存はありませんでした。
体格に恵まれていなさそうなのが残念なところ。
あと、演技はいいんだけど、口跡がよくないなぁと感じたところも。これは入団後の課題ですね。

芝居がアレな人を先に出すことが彼女を引き立たせるための効果だったら……とも思いましたが、いくらなんでも勘ぐりすぎでしょうね。
有名人の娘というだけで色眼鏡で見てしまってはいかん。

・とても良かったのは2番手娘役の人。(春乃)
ポピュラー・ヴォーカルで「エスカイヤ・ガールズ」を歌っていた片割れです。

この人、めっちゃ芝居いいなぁ。
「さぁご飯だよ! このフェリシア様が腕を振るってやるよ」みたいなセリフがあるんですが、口を切るときの間の取りかたから「おぉ!」と感動しました。

そのあと、お目当ての班長のためにこしらえた肉団子を食べようとする候補生たちをおどす(?)ところも見事。
期待の娘役だわ。

・ヒロイン・エルヴィラは首席の娘役さん。(舞空)
可憐でけなげな村娘系のヒロインをしっかりと演じていました。

・近衛隊候補生の中でも冷徹なルーカスを演じた人もよかったです。(大楠)
体格的な大きさも生かして、ともすればただのイヤなやつになりそうな役を、きちんと内面まで感じさせてくれました。
彼が「皇太子のそばに必要な人材」と言われるのがよくわかる。

彼女の本名を今ググったのですが、音校入学時の身長が180.5センチ。
そーか、ともちん超えの生徒さんがいるとは聞いてたけどこの人か!

入学式後の代表4人のインタビューにも入っていたということは成績も優秀っぽい。(入学当時は次席?)
「蘭寿さんのような情熱的な男役になりたい」と言っていたようで、余計に「がんばれぇぇぇ」という気持ちになります。

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