宝塚バウホールで行われた宝塚音楽学校110期生文化祭を観てきました。
2月18日(日)16時公演、千秋楽を観ました。演劇はB組。
音校文化祭、昔は気合いでチケット取って観てたんですが(わりとどうとでもなったし)、最近はなかなかむつかしくてねぇ……。
昔よりチケット入手が難しくなったからここ数年は見られなかったし、AとB両チームの芝居を見比べるのもできなかったんだよね。
今年もダブルで観ることはできなくて、でも千秋楽(演劇はBチーム)の1回だけでも観られてほんとうによかった。
私は106期生ぶりの文化祭観劇です。
4年ぶりの文化祭ですが、ほんとに楽しかった。
技量的には未熟なところがあっても(特に芝居)、それでも若者のきらめきからしか得られないものってあるよなぁ。
110期生39名(本科)と111期生40名(予科)の熱い舞台でした。
開演前は予科生が出迎えてくれたりプログラムを販売してくれたりバウホールで注意を入れてくれたり。
終演後はお見送り。ただし昔ほど規模は派手じゃないです。
(昔はたぶん予科生全員がバウ改札やロビーに並んでたし、帰りには予科生が初舞台公演のチラシを配ってたんですよ)
110期文化祭プログラムに月組生の記事あり。
れいこ海ちなつおだちんミトさんさち花の6名。
月組が110期生の初舞台公演だからですね。
プログラムは500円。お安くなったような。
キャトルレーヴでも買えますが、改札内では予科生が売ってくれます。
(以前はバウの階段下でも売ってたけどそれはやめたのね。新型コロナ対策とかかしら)
きれいで可愛い予科生が手売りしてくれるとかなんというユートピア。
おおよその流れは例年と変わらず、第1部が日舞と歌、第2部が演劇、第3部がダンスコンサートです。
今年の音校文化祭で異例だったところは2つあります。
一つは演劇が日本物だったこと。それも中世日本(鎌倉初期)。
中世ヨーロッパ風な舞台や、現代日本が舞台になってるのは見たことある気がするけど、着物や甲冑でのザ・和物な舞台って文化祭では記憶にない。
びっくりした。演じる方も大変だったことでしょう。着物をさばいたりしなきゃいけないしね。
そして演劇の終わりに客席降りがあったこと。
上手センター通路を主人公たち数名が通ってハケていくんですよ。
そして本舞台に残った2番手男役が大見得を切る形で幕。めちゃくちゃかっこよかった。
作・演出は谷センセイ。もちろん、音校で教えてらっしゃる、皆殺しのほうの。
演劇は40分の舞台で、時代背景などもセリフで説明しないといけないから大変。
でもかなりいい作品でしたよ。
谷センセイ、和物はいいよねぇ……。落語ものが最高だけど、こういうのも素敵。
今回、わかりやすくスター扱いだったのは首席の娘役さん。
小柄で楚々としたビジュアルだけど、日舞センター、クラシック・ヴォーカルソロ、ポピュラー・ヴォーカルソロ、演劇B組ヒロイン、ダンスももちろんいい位置で踊っていた。
私は前花組トップ娘役の華ちゃんと、元雪組トップ娘役のみみちゃんを思い出したわ。
そしてあまりに歌えて踊れる華ちゃんぶりに、少々脳がバグるのでした。
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