『翼和希コンサートin越前市』感想・3
・「悪魔の子」は壱弥くんの歌と翼くんのコンテンポラリーのダンス。
歌で精神的に追い詰めていき、最後に自ら命を絶てばかりにとナイフを渡すが――。
この曲は『進撃の巨人』のエンディングだったんですね。2022年1月に発売された、新しい歌。（今ググりました）
コンサートの楽曲の幅がほんとうに広い。
だれが選曲してるんだろう。センスが良すぎるわ。
翼くんの裸足のダンスがすごくて。
ほんとなんでもできるんだな。
驚愕や悲痛な表情に、手足の伸びやかさ。
お前何様だよと言われることを承知で、「『ブギウギ』から入った人、びびれ！」って思う。
・そして「悪魔の子」の流れからの「sinnerman」。
ヅカファンには『ノバ・ボサ・ノバ』でおなじみですが、これは元はゴスペルソングなんですね。「罪人」を意味する歌です。原曲があるとか知らなかったよ。
とはいえ、今回歌われた和訳された歌詞は宝塚と共通のものかと思われます。
やっぱり翼くんの「sinnerman」は圧巻で。
その前の曲からの狂気の流れで歌い上げるんだけど、歌・ダンス・演技どれも凄くて、この人の表現力って…！と呑み込まれる。
・「アパショナード 赤い砂漠」から「charade」は、シックでクラシカルでドラマティック。
翼くんと唯城ちゃんのメロドラマ感がまたいいんですよ。
なんか『仮面のロマネスク』みたいな美しさ。世界観はあんなに爛れてないけど。
赤いドレスで嫋々とした艶やかさを見せる唯城ちゃんがとってもヒロインです。
・トークがあって、コンサート版で追加された『ブギウギ』コーナーに入ります。
翼くんがタップを踏んでからのスタートだったっけな。
「恋のステップ」は壱弥くんと唯城ちゃんで。「チェリオ♬」の歌です。
唯城ちゃんが場面ごとに衣装も髪型も変えてきてかーわーいーーーーーー！
「ラッパと娘」は翼くんのソロ。「バドジズデジドダー♬」です。
そして「センチメンタル・ダイナ」へ。これまた迫力。
・そしてスペシャルライブでも歌われていた「黒田ブギー」「買い物ブギー」ももちろん歌う。
黒田ブギーは酒飲みの歌です。コミカルで楽しい。3人ともへべれけになる演技。
そして「買い物ブギ」。唯城ちゃんがどことなくサザエさん風である。
魚屋の壱弥くん、八百屋の翼くんも健在。
前掛けにねじり鉢巻き、手には魚にネギでもイケメンである。
というか、前日のトークショーで壱弥くんが言っていた、上手と下手の袖に鉢巻きを4本用意してあるというのは、自分の分だけじゃなくて翼くんのことも考えてのことなんだろうか。
・そしてとどめに『ブギウギ』主題歌の「ハッピーブギ」。
3人のハモリも素敵だったんだけど、振付もコミカルで面白かった。
ウキウキワクワクのところでお猿さんのように両手で輪っかを作ったり、最後はY字バランスだったり。
Y字バランスなのは『ブギウギ』ポスターにちなんでかな。振付もセンスありすぎ。
紅白でやってほしい。
