月組版『月の燈影』を見たんだ・1

月組公演感想,月組

ぱる主演の月組バウホール公演『月の燈影(ほかげ)』のライブ配信を見ました。
6月25日(日)15:00開演、千秋楽です。

※腐った話注意※

いやぁ、いい男色ものでしたね……!

というろくでもない感想が最初に出てくるのは私の性癖ゆえですが、まぁ大野くんですから。
初期の大野作品、特に和物はほぼ必ずと言っていいほど男色ネタが入っているということで有名でした。全作品を観たわけじゃないのですが。

で、『月の燈影』においてはさっちゃん=幸蔵(ぱる)がみんなから愛されすぎてモテヒロインかよ!!と言いたくなったのはさておき。
はっちさんの淀辰、淀屋辰五郎ですよ。
なんという触り方をするんだ……!

どことなくぬめっと、ほかの男や女にも触れるけれどその誰に対してよりも長く幸蔵に触れる。
その際の、なんともいえぬ嫌悪感に「これ、過去になんかあったやつや……!」と匂わせる。
まぁようするにアレです。生物的マウンティングです。

淀辰はさっちゃんが小さい頃に手をつけたのかと思ってたけど、回想時点ですでにでかかったわ、さっちゃん…。
まだいろいろと手慣れていないとはいえ、大きく育っていてぴちぴちしているさっちゃんを手籠めにするのって大変じゃない?淀辰とのサイズ感の差もあるし。
てことは、手下たちに「お前腕押さえてろ」と指示してたのか、あるいは姉のお勝さんをダシに言うことを聞かせたのか……。たぶん後者だな。

しかもラストで、淀辰は幸蔵に「いい面構えになったじゃねぇか。俺の下にいた時分を思い出すぜ」とか怖いことを言い出す。
下にいたってのはもちろん、手下って意味でしょうけれど、ダブルミーニング的に取るのもよし。(よくない)

と、天然受けみたいになってる幸蔵ですが、次郎吉(あみちゃん)を亡くしてから義賊・鼠小僧次郎吉になるんですよね。名前をもらって。

愛が、重すぎるわっっ!!!

なに勝手に一つになろうとしてるんだよ、幸蔵。
ベタっちゃベタだけど激重感情ぶっこまれてどうしていいかわからん。

ああでもその前にワンコみたいな次郎吉が幸を追いかけてるようでいて、実は次郎吉が幸を追いかけてたって言ってたな。
なんだ、元々が次×幸だったか。次郎吉、ワンコみたいだけど男気あるもんな。
てなわけでさっちゃんは総受ヒロイン。

と、どうでもいいことを延々考えている幸せな週末でした。

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