姉からの花組感想メールの続き。『巡礼の年』はこれで最後かな。
花組 巡礼の時 感想5
・ジョルジュ・サンドがリストに野心を取り戻せと唆すところ、「ねぇ」からの歌がこれまた物凄く色気あった。昔、体の関係があった男を再度誘惑する時の、なんていうんだろう、媚びっていうのとは違うんだけど、その誘ってる感とエゴイズムが程よく混じってて、すごく良かったです!甘い毒
・喝を入れるように強く足をダンってする振り付け大好き
・どこかで、「向こう人がたくさんいて色々やってるけれども、今は絶対オレ見とけオーラ」をぶわって出してるマイティ 、どうした?とおもって見てたら病弱ムーブしてて、こんな結構前から弱ってるって初めて知った、ありがとうマイティ 。それにしても人ってこんなことができるんですね、照明、発声による視線誘導じゃなくて、ただ無言でまっすぐ立っているのに視線を向けさせるってすごくない?ワラワラ人が居る時は結構後ろ見てるマンよ(悪いクセすぎる)??スターの資質ですねぇ(o^^o)
・むさ苦しいわね、って音くりちゃんが言うところは、いや、舞月ちゃんはむさ苦しくないやろ〜爽やかやろ〜と客席でひとり異を唱えている
・まどかちゃんの銀橋の歌。悲しみ、やるせなさなどの感情と、それがスッと引くような虚無感を行ったり来たりしていて感情の振れ幅がすごかった。抑えた感情が突如ぶり返してるようで切ない。ここもめっちゃ良かったです!!
・よっしゃさあ革命だ!!このごろのあすかちゃんは見ててすごく面白くて、演者にわたし個人の欲を満たしてもらうのはお門違いだと重々承知の上ですが、なんだかもっともっとと求めてしまうね、リストではないけどね。見るたびにかっこよく、強くなってて、圧と熱ガンガンきてめちゃくちゃ良かった!!!こんなものを今まであすかちゃんの中で飼い慣らしていたとは、いやいやいや…
・撃たれてるイケメンはどなた?赤い照明でいまいち分かりづらい…
・生きることに必死になる必要がないと、必死になるための何かを求めてしまうのは、人が生来待った向上心、闘争心ゆえなんでしょうね、そういう人のDNAが淘汰されずに保存されてきているので当たり前といえば当たり前か
・しぃちゃんが結構手荒、舞月ちゃんがうわあってなってる笑
・剣舞は本当に美しくてさ!後ろ向きにサーベルを担ぐところとかその足運びとかキマりすぎてて、なんじゃこの美しさは!!ってなってる。いつも息をつめて見ちゃう。そして前を向いても美!!っていうね。恐れ入るわ
・ちょっと引っかかっていたショパンとリストの掛け合い、何のために音楽をのところ。実際のショパンがそうだったかは知らないけれど、信仰が生活に強く根ざしていると、芸術を生み出すというのはそういう帰結の仕方になるのかーと興味深かった。だからここが一番んんんーーー…となってたのかもしれない、今だにわかっているかも分からん…
・アルルカンになっちゃって後、もううまく笑えなくなっちゃってるね、憔悴している様子さえもなんて美しい柚香光さん
・マイティ 死にそうなのに、ほんと勝手なリストだよ!見なさいよ、友達あんなんなってるでしょうが、話をきけぇぇ!!ってなるぐらい、自分のことでいっぱいいっぱいなリスト。足りないピースを求めてもがいているよう。勲章みたいなの結構な勢いでぶん投げてた
・ゼロゼロ音は無くなってた、よかった。喉やられそうだもんね
・ラストのサンド、あれっ?容姿含めてなんかかわいくなってない?わたしがそう感じただけかもしれない、今日のひとこがやたらかわいく色っぽく見えただけかもです。おやすみのいい方が慈愛に溢れていてよかった、今日はことのほか綺麗だったわ
・リストが作った学校での別のフランツくん、相手をじっと見て観察する時の、子供特有の無遠慮な視線とか、やっぱこの人うまいなー!と思った
おわり
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