2年ぶりの金沢

花組全国ツアーのついでに金沢の街を歩いてきました。

この日は金沢駅から徒歩で回ります。
あいにくの雨模様でしたが仕方ないですね。
金沢も福井同様「弁当忘れても傘忘れるな」な土地でしょうから。
鉛色の空は北陸の冬の色です。

駅前の樹木にも雪吊りがされていて、冬への備えが見られます。
11月末、そりゃ寒いわけですよ。

まずは金沢市民の胃袋・近江町市場へ。魚介類が豊富です。
若いころは完全に肉派だったし、幸か不幸か日本海の魚介類はふだんから食べつけてるのでありがたみを感じなかったんですよね。親戚も海の方にいるし。
ある程度の年齢になってお刺身おいしいなぁと感じるようになりました。

というわけで朝っぱらから海鮮丼。
映え重視の盛り付けも楽しい。

店内の通路が鳥居になってるのもまた良し。
お店の名前は「ポセイ丼」――シャレかっっ。

通りすがりに尾山神社、美しいですよね。

13:30からの開演にはまだまだ時間があるので、金沢市立中村記念美術館にきました。
この美術館、大好きなんです。
金沢歌劇座からすぐの距離なのもありがたい。ギリギリまでいたとしても開演に間に合うからね。

入り口内のロビー。
お庭が美しい。

エレベーターが「伝・統・工・芸!!!!」って感じでこれまたテンションがあがる。

展示は伏見天皇の手による『源氏物語切』鎌倉・室町期のものから現代のものまで幅広いです。
蒔絵箱、杯、絵画などなど……。
だいたいは写真撮影OKっぽい(一部作品に写真NGマークが付されてる)。
どれもどれも美しいから、ぜひ現物をご覧ください。

お庭を見ながらお茶をいただくのも幸せ。
お茶碗は5つくらいある中から自分の好きなものを選んで点てていただきました。

鈴木大拙館は残念ながら休業中でした。でもお庭は見られたのでよしとする。

13:30公演の終演が16:30で、18:00の夜公演まで時間があるのでおやつを食べることにします。
外で過ごすには寒すぎるし、劇場近くのカフェは混むだろう……ということで、ちょっとだけ離れたところを探しておきました。

香林坊の東急スクエア地下1階にある『金沢文豪カフェあんず』です。

金澤文豪カフェ あんず | フロアガイド | 香林坊東急スクエア

香林坊東急スクエアの金澤文豪カフェ あんずのショップ情報です。

ホットケーキのセットはメープルシロップかあんずジャムかを選べます。
あんずジャムがあるのは店名同様、金沢出身の作家・室生犀星の『杏っ子』にちなんでいるのでしょう。
もちろんあんずジャムにしました。

飲み物は金箔入り金沢珈琲で。
この日の13:30公演でひとこが「金箔ソフト食べて帰ってね」みたいなことを言っておられましたが、ソフトクリームを食べるには寒すぎるので、金箔つながりということで。
カップは九谷焼かな。
華やかさと落ち着きがあってきれいです。

与謝野晶子・田山花袋ら明治期の文人・著名人の真筆もあります。(展示はレプリカですが)
こういうのを眺めながらゆっくりコーヒーを飲むのも楽しそうです。

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