『へぼ侍』感想・1

OSK

OSK日本歌劇団の近鉄アート館公演『へぼ侍』を観てきました。
8月25日(金)18:00公演を観てきました。
椿くんのブルックリンパーラーのレビューショーを見てから急いでかけつけました。

面白かった。
けど、なんかOSKの歌劇団運営に対しての不満がふつふつと……。

この回、私は当日券で買ったんですが、受付が死ぬほど遅い。
劇団側は4人ほど当日受付で当日券販売や予約発券に対応してるのに、お客を1人(1組)ずつさばいてるのが信じられない。お客1人に対して劇団側は1~2名で対応するとか、同時に動けないもんかね。お客は何人も後ろに並んでるのにですよ。
開演に間に合わないかと思ったわ。

ファンの方に聞いたところによると「前はここまでじゃなかった」そうで……。受付に立つ人によるのかね。

あと公式サイトのUIが死ぬほど使いづらい。
なんの公演をいつ(何日の何時に)どこでやってるか、わかりやすくしてほしい。
チケット購入ボタンまでは押したくないけど、なんとなく調べておきたい人間にとってめちゃくちゃわかりにくいんですよ。
絶対チケット売り上げの機会損失になってると思うわ。

公演プログラムも買ったんですが、「実はワタシってこんなヒト!」の項目が『FACE』(OSK版宝塚おとめみたいなやつ)の使いまわし。
ここは一言アンケートでもなんでもいいから、新要素入れてほしい。損した気分になるじゃない。

という劇団への不満をド炸裂させながら始まった『へぼ侍』ですが、いい作品でした。
まずハコのサイズがちょうどいいしね。
A席(2階自由席)でもめちゃくちゃ見やすい。ありがたい。

原作未読で臨みましたが、西南戦争あたりの話なんですね。(西郷さんは敵方)
「へぼ侍」こと主人公の志方錬一郎は官軍にはせ参じ、お家の復興を果たそうとする。

翼くん演じる志方錬一郎の17歳の若くまっすぐな青年ぶりが可愛らしく、大阪商人の丁稚をしていただけある口の上手さ、話の運び方の上手さもさすがです。
天輝くんらが演じる同じ軍の人たちも魅力的。

ただ、舞台としてはかなりチャレンジングなんじゃないかと。

というのも、セリフの言い回しが難しいんですよね。
どこまで原作準拠なのかわかりませんが、七五調に掛詞のような遊びも入っている。
当時の新聞や講談を思わせるようなセリフは、日本古典の素養がないと難しいかも。言葉、伝わらない人けっこういるんじゃないかな。

しかも京都弁・大阪弁・熊本弁など各地の方言も多々。

演じたOSKの皆さんはお疲れ様です!

観客側は、マンガででも軽く予習しとくといいかもです。(マンガは公演の序盤まで)

https://bunshun.jp/category/hebo-samurai
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Posted by ゆきたろ