『二人だけの戦場』感想・1

花組公演感想,花組

花組梅田芸術劇場公演『二人だけの戦場』4月29日(土・祝)15:00初日を観劇してきました。

再演ものとはいえ初演を知らず、

・作・演出ハリー
・タイトル
・戦争物らしい公演概要
・ポスター

からめちゃくちゃ暗そう……と少し引いていたのですが(でも観ないという選択肢はない)、予想外にめちゃくちゃ面白かったです。
戦争物だし重いテーマを背負ってるのは間違いないんだけど、コミカルな部分もふんだんにある。
セリフでばーっと見せるところも多いけれど、今の花組は芝居が上手いですから。かれーちゃんの芝居、好きよ。
マサツカ作品の申し子みたいな専科のりんきらもいるしね。

それにサスペンス仕立てになってるのも面白くてね。
おおよその結末は予想がついていても、それでも「これからどうなるんだろう?」とドキドキハラハラしながら観ました。
若き日の戦争・恋愛その他のシーンと、現在の軍事裁判のシーンを交互に見せるスタイルがとてもよかった。

あと軍服姿のかれーちゃんもひとこもかっこよ!!!!
軍服じゃない姿もめちゃくちゃ麗しくて、美男子は目の保養ですわ。

さて、初日ということでご挨拶あり。

専科のさおたさん、りんきら、そして星組から戻ってきたあかさんの紹介もありました。
さおたさんは元花組組長でもあられたので、まぁ「お父さん」ですよね。かれーちゃんがとても嬉しそうでした。
りんきらには「初めまして」と。芝居では上官と部下の関係で、とてもいい関係性でしたね。

あかさんには「長身の美男子、綺城ひか理をどうぞご贔屓によろしくお願いします」と客席に紹介。
かれーちゃんと、言われるあかさんの間で左右をずっと順番に見ているひとこちゃんが可愛すぎ案件でありました。

主演のかれーちゃんは開演アナウンスのときから大きな拍手で嬉しかった、という話で、
「嬉シンクレア」
と自分の役名に寄せたダジャレを。

さらにカテコで幕が上がったときは「ブリリアホールの千秋楽まで……よろしクリフォード」とひとこちゃんの役名に寄せたダジャレを。
かれーちゃんってれいこちゃんみたいなキャラだったっけ?(でもなにげに対娘役で「おじさん」なところとか95期トップあるあるなのか?)

上官であるりんきら演じるハウザー大佐の背中を見て育った結果らしく、りんきらはギャグにグッと親指を立て、かれーちゃんはそれに敬礼で応じていました。

ちなみに「嬉シンクレア」は「星風さん」が考えたものだそうで、「よろしクリフォード」は幕が下りたときに「彼(=ひとこ)」がボソッとつぶやいたものだそうです。

また、かれーちゃんは幕が降りるときに両手を揃えて左右に動かしたり、幕が上がって上下にぴょこぴょこしたりと非常に可愛い生き物でした。ご機嫌さんだったのでしょうか。
楽しそうでよかった。

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