『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』感想・3

宙組公演感想,宙組

宙組大劇場公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』、3回目と4回目を追加してきました。
3月25日(土)15:30と3月26日(日)11:00の回です。

遠征民なのに信じられないと言われますが、ふらっと行ってチケットの現地調達で手に入れました。

劇団的にNGなのは承知の上で、サバキで買えるのってありがたいなぁ。
複数枚あれば席を選べるし、その場で現金決済だから振込や発送・受け取りの手間もないし。
当然、関連する余分な費用(振込手数料や送料、封筒代など)も発生しないし。
個人情報も明かさなくてもいいし。
譲る側にしたらチケットが必ずさばけるという保証はないし、買い手側はもちろんさばく人がいなけりゃ買いようがないから不確定要素が大きすぎるんだけど、「絶対に見たい」という公演ではないならサバキは大好きです。

今回はほんとうに運が良くて2回ともものすごく見易いお席だったんですよ。
譲ってくれたお姉さん、ありがとう。

いい席で観るプロローグとか、ほんと最高でしたわ。
スーツ姿の宙男たち、ほんとかっこいいわ。
真風のスーツ姿も絶品で、これが見納めになるのね。

『カジノ・ロワイヤル』は正直言って名作ではないし、小池センセイご本人が言ってるとおり「トンチキ」寄りの作品です。
それでも複数回見てもそれなりにちゃんと楽しい。(2幕がコメディ寄りになってるからかもしれん)
ストーリーの深みはなく、「この場面の登場人物の心情は」とかの掘り下げ系はないんだけど、気楽に見られるつくりです。

土曜の午後公演は阪急交通社貸切。
ライトな作品なのでアドリブをガンガンに入れられそうではあります。

その場でわかったアドリブは武器庫の場面。
ずんちゃんが甲冑を触って「すごい埃だなぁ。」、ふだんは言わないことを喋り出しました。
そして「は、は、は……阪急!」とすごいクシャミがきました。

あとはル・シッフルの親衛隊たちが訓練してるところは毎回軽くアドリブになってるみたいですね。
訓練隊長のキヨ演じるジャンがボディーガード役のどってぃと嵐之くんをいろんな鍛え方をしてるようです。

終演後には真風とキキちゃんそろってのご挨拶がありました。
真風は宙組トップスターとして、キキちゃんは阪急交通社の阪急トラピックスのイメージキャラクターを務めているからですね。
大羽根を背負った2人の並びがいやが応にもゴージャス。

以下、うろ覚えですが。

キキちゃんから先にご挨拶。
「花のみちの桜にも負けない華やかな舞台をお送りしたいと思います」みたいな素敵な挨拶…だったんですが。

「トラピックスイメージキャラクターって名乗ってないよ〜」と真風からツッコミが入りました。

「いいの〜?次から教えてくれる人いないよ」との真風の言葉に目を覆ってキキちゃんが泣きまね。
ていうか、客席こそが泣きたいやつや、これ。
教えてくれる人=真風ってことだもの。

「キキちゃんの短いながらも素敵な挨拶をいつも楽しみにしてたんですがね」と真風から。

キキちゃんは改めて阪急トラピックスイメージキャラクターの芹香斗亜です、とご挨拶。

その後に真風のご挨拶という流れでした。

ところで、ツッコミを入れているときの真風が、胸の前で開いた両手を回して右足と一緒に流す、みたいな動きを何度もしていたんですよね。
たしか貸切中にもキヨが同じ動きやってたような。
元ネタを知らないのですが、どうも「トラピックス体操」なるものらしく……ぐぐったけどよくわからんかった。関西人とかだとよくご存じなのだろうか。

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