東宝エリザ観てきた・2

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東宝『エリザベート』7月19日(日)13時30分公演の役替わり主要キャストはこんなでした。

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花總・井上・田代・京本・香寿・山崎・池田(敬称略)。

男性キャストはろくにわからないのでこだわりなく、ゾフィーはたーたんでもウタコさんでもどちらでもいいな(どっちも楽しみ)と思っていて、できればシシィは花ちゃんがいいなと思ってるくらいだったんですが、なんとか花様シシィ回を入手できました。

めちゃくちゃよかったです。

観ている最中も観終わった後も「花様すげぇ」に頭を支配されました。

なんなんですかね、あの人。

サーカスごっこしてる少女時代から「パパみたいになれなかった」と悔やむ老境にさしかかるまでの演技に無理がない。
エリザベートは、宝塚版に比べてエキセントリックさやエゴイストぶりが強く描かれているのに、どこか感情移入してしまう。

高貴さも、驕慢も、彼女の抱える孤独も、こちらに哀切に迫ってくる。

すごいものを観ました。

伊達に伝説の娘役と呼ばれていないなとか、12年娘1を張っただけあるとか(これは賛否あるでしょうが……)、宝塚時代の当たり役だけあるなとか。
彼女の来し方も現在も、すべてに納得するしかないと思えるシシィでした。

どの場面も素晴らしかったのですが、特に鏡の間での振り返りの美しさと、精神病院の場面での「もし替われるなら替わってもいいのよ」の説得力が印象的でした。

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Posted by hanazononiyukigamau