『アリスの恋人』感想・3

バウ初ヒロインのちゃぴ。
転向したての研3。

初舞台のころから気になってる存在ではあったんだが(きっかけは出身地ですがね)、やっぱりかわいい子だ。
ヅカメイクが映えにくい寄り目系なこともあって顔そのものは好みが分かれるし、イマイチだという人の気持ちも分からんではないのだが、華はあると思うんだな。

なんといっても表情が目を引く。
私は好きだ。わくわくさせられる娘役だ。

衣装やカツラも似合ってちゃんとヒロインの位置にはまる。
清潔感があってキュートで、ファンタジーでフェアリーな存在だ。
技術的にもアラはないと思うの。
ダンスが抜群で歌もわりと歌えるし。

ただ、芝居はちょっと前のめり系かな。
役の感情も伝わるし感情移入も共感もできるんだけど、もうちょっと緩急がつけられるといいなと思う。

ちゃぴ演じるアリスは、自分の内面に閉じこもってしまったルイス・キャロルを現実世界へ戻す原動力となる役。
外へと向かわせる勇気を持たせる力がいる。
ルイス・キャロルをどんと押したり、振り回したり、心配させたり…。
「静」寄りの主人公に対してヒロインがガンガン物語を動かしていく。

そういう役の性格もあってかどうか、ちゃぴの演技は前に前にとずんずん進んでいく感じが強い。
もう少し力の抜けた場面があれば観ている側も息がつけるじゃなかろうか。

でも、間違ってもまだ守りに入ったり小さくまとまったりしないでほしいなと思う。

娘役だからといっておとなしくなってしまうことほどつまらないこともない。
なんたってまだ研3だ。
いろいろ試して力をつけて、そのうえでベストなありかたを探ってほしい。

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