『アルジェの男』感想・4

・まさおは、変な意味でおもしろい人だった。

大芝居なのかな、一人でベルばらやってる人みたいだった。
この大仰さと黒さを前回のバラ国の王様でやれよ! とつっこみたかった。

普通のセリフ回しの中でまさおが浮いていて、ほんとに愉快なことになっていた。誉められたことじゃないんだろうけど。
その浮きっぷりたるやあーちゃん並みだった。あーちゃんのはそういう役だからいいんだけどね。

と、そんなふうに1回目をみたときは思ったんですが、2回目にみたときはつっこまずにはいられないほど大仰には見えなかった。
公演によって濃度が違うのか、単にこちらが慣れただけか。

・まさおジャックの芝居終盤の銀橋歌がすごかった。歌詞が。

「俺を置いていったお前が悪い」ですか。だから恨んでるんですか。

一緒に連れていったらタカらなかったんですか。
お前だけ成功するのが許せないんですか。同じ世界の人でいてほしいんですか。
だからパリまで追いかけてきちゃったんですか。
サビーヌを手にしたのはジュリアンと同化したかったからですか。
(妄想込み)

ていうかヤンデレですか。

ジャックをウザかわいいと思えたらこの芝居は2倍楽しめる気がする。
ていうかジュリアンさんモテモテ物語だな、これ。

・シャルドンヌ家の執事役の一色さんにはほんとときめく。ほんとに顔が好き(笑)。あああたまらん。二やけてしまうわ。

・ラスト近くの宇月のカゲソロにはびっくりした。うまいけど声でかいよ!

・みりおのアンリはいい役だなぁ。耐える男だけどしっかりしてて切なくて。
しかしSっ家あるわ。最後のジュリアンを撃ちにいくところがすごくハマってた。

しかしアナ・ベルからもシャルドンヌ夫人からもまったく男として見られていないのがかわいそうすぎる。
元軍人なんだよー? ちゃんと身元もわかってる男なんだよー? 気は優しくて力持ちだよー? そのうえ美形だよー?
ああ勿体ねぇ。

・いろいろあって殺そうと思っていた相手を先にまりもちゃんに殺されていたきりやさん。
そこでいきなり愛に目覚めちゃってちょちょちょwww状態になりましたよ。
んで一緒に逃げられるところまで逃げようとか言い出すあたり場に流されやすいお人である。

ていうか、愛に目覚めるのはいいとして、「哀れみはいらない」と言われての反論が面白すぎでした。ギャグかと思いました。
「もっとずっしりとした重いものだ」とかいう流れがなんとも変なツボを直撃してくれました。
緊急時に哲学的になるのはシチュエーションコメディっぽいです。

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