『Je Chante』感想・3
カチャ演じるシャルル・トレネは、さわやかで優しいいい子でした。
みんなに愛される明るいいい子。
ただしラブじゃなくてライク。
はっきり書いちゃうと、シャルルがスターです! と言われてもピンとこない。
歌もヘタじゃないんだけど絶賛されるレベルには遠い。
インパクトの薄い歌。
どうせ特別上手くないなら先代男役トップレベルだったほうがいっそインパクトあっただろうに…と思ってしまった。
いや、そんな国民的歌手はご免こうむりますが。
そしてあの人の強烈な華と比べちゃいかんよな。
それでもシャルルには青春時代のさわやかさがあった。
合う役がきてよかったね。
いちくんとのコンビもよかった。
かわいらしい。
いちくんがわりと男っぽくて持ち味が違うから2人で立ってると面白いのかも。
そしていちくんは上手いなぁ。
器用な感じ。
コメディの間のとりかたとか立場をわきまえて出すぎないところがいい。
舞台上でバランスをとれる人なのかなと思う。
アリスはさすがの貫禄。貫禄は感じるのに可憐なのがすごいな。
そしてほんとうにかわいい。
華がハンパじゃない。
1幕目のかわいらしい感じから、2幕目のレビュースターの華への変わりようが目覚ましい。
でも「私は私なの」「変わらない」というのもわかる。
ゲオルグとのやりとりが悲しい。必死さが伝わってきた。
2幕はじめのレビューシーンでのドレス姿は美しかったわ。
これぞ娘役。
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