今日、宝塚音楽学校112期生の合格発表がありました。
受かった方々、おめでとうございます!
今年も現地での合格発表はせず、ネットで確認したあと合格者が音楽学校に集まる形だったようです。
受験者は480人で、競争倍率は12・0倍。昨年までの3年はコロナ禍の影響もあったが、これで4年連続の10倍台。昨年の15・3倍(612人受験)を下回り、21世紀では倍率ワーストを更新した。
スポーツ報知
112期生は15~18歳の40人で、OGの娘や、現役タカラジェンヌの姉妹はいない。また今年から個人情報保護の観点から、合格者の氏名や出身都道府県など例年公表していたが取りやめになった。
デイリースポーツonline
112期合格者氏名、出身地だけでなく、最高身長なども公表されていないようですね。
近年の宝塚音楽学校の受験者数の推移です。
・107期…915人
・108期…852人
・109期…697人
・110期…692人
・111期…612人
・112期…480人
2024年も合格者は40名。例年同様の数です。合格倍率は12倍、狭き門には変わりはありません。
ここ数年、少子化やコロナ禍などの影響で年々受験者数が減っていました。(新型コロナ禍の影響は108期から)
しかし昨年より100名以上も減って500人を割るとは。
倍率48倍を記録した82期は遠い昔です。
82期のころはベルばらの影響で受験者数が増えたそうですが、100周年以降も広報などでブランディングが功を奏していた気がします。
しかし昨年は文春砲やハラスメント報道のためでしょうか大きく受験者数を減らし、そして今年の大幅減は現役生徒の死亡事件を最たるものとする事件の影響が大きいでしょう。
いくら憧れの世界だとしても、慈しんでいる可愛いお嬢さんだからこそ危ないところには行かせられないという親心もあるでしょう。
憧れには宝塚の持つブランド力も大きく作用していたはずですが、それがメッキのように削がれた年でもあります。
お子さん自身が本気で宝塚を志しても、保護者らに止められることもあったでしょう。
宝塚音楽学校の受験資格は15歳から18歳の女子ですから、そういうことは大いにあり得ます。周囲を振り切ったり説得したりというのは誰にでもできることではありません。
(その点、OSKは23歳まで受験資格があるので本人の意思で動ける部分も大きそう)
記念受験組が減ったとすれば、やはりブランド力の低下によるものでしょう。そういう記念受験組からもスターが生まれるのが宝塚の面白いところなのに。
とはいえ、今年受験したのはなまなかでない心意気によるものと思います。
合格した112期生や彼女らを支えた親御さんたちの想いを音楽学校や劇団が裏切りませんように。
そして気になること。
今年のOSKの受験者数はどうなんだろう。
朝ドラ『ブギウギ』などの影響で知名度が上がったOSK。宝塚からOSKに流れた受験生もいるんじゃないかな……などと思うのですが。
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